Phoxterが新しく開発した「SV-LPシリーズ」
株式会社Phoxter(本社:大阪府豊中市)は、2026年9月1日より、3Dレーザープロファイル測定器「SV-LPシリーズ」の販売を開始します。この新製品は、同社の画像処理コントローラー「StellaController 2.0」とのダイレクトな連携が可能で、今までの2D画像からは得られなかった「高さの情報」を利用した革新的な外観検査を行うことができます。特に、色ムラや光沢に左右されることがなく、ゆるやかな打痕や曲部に生じるキズを見逃さず検出できる点が魅力です。
発売の背景
製造現場では、従来の2Dカメラを用いた外観検査において、「検査対象物の色ムラ」や「光の反射」による誤検出が多くの課題となっていました。さらに、ゆるやかな変化を持つ欠陥に対応するには、より高度な光学技術が求められ、高いメカ精度も必要となります。その結果、正確なデータ化が難しいという問題が発生していました。この問題を解消するために、3Dセンサーの利用が進められましたが、基準面のばらつきや、範囲をしきい値に設定する困難さから、過検知や見逃しが発生するリスクもありました。
また、後にAI解析用PCを追加することでしきい値調整を簡易化する手法も考案されていますが、データ転送のボトルネックによって、検査品質の向上が阻害されるという問題も残っていました。これらの課題に対し、Phoxterは「SV-LPシリーズ」での解決を図りました。
本ソリューションの強み
「SV-LPシリーズ」は、スキャンした対象物の高さを高品質な画像に変換することを実現しました。このシステムでは、余分な中継機器なしで「StellaController 2.0」へ直接データを送るため、非常にシンプルかつ高いパフォーマンスを実現しています。それにより、色や光の影響を受けにくく、様々な外観の変化をしっかりとデータ化することが可能です。これにより、汎用コントローラーベースの柔軟な環境のもと、低コストで高性能なAI外観検査システムを構築することができます。
「SV-LPシリーズ」の特長
超高速・高精細スキャン
「SV-LPシリーズ」は、67,000Hzという高速スキャン能力を持ち、最高3,200ポイントの解像度を達成しています。この高精度なスキャンにより、高速ラインでの微細な異常をも見逃すことなく、画像化を行えます。
一体型構造でシンプルな機器構成
3Dセンサーにデータ処理機能を内蔵しているため、別途中継機器を用意する必要がありません。データを直接「StellaController 2.0」へ連携することで、非常に効率的な外観検査システムが可能です。これにより、コストパフォーマンスにも優れたサービスを提供します。
高い耐環境性
さらに、この測定器はIP67防護等級を誇り、湿気や埃の多い環境下でも安心して使用できます。
主な対象業界と応用事例
「SV-LPシリーズ」は、自動車部品の製造、特にHEV・EVで求められる高精度部品検査や、スマートフォンなどの電子機器での厳しい品質管理のニーズにも応えます。具体的には、モーターステータの溶接検査、EVバッテリーパックの外観寸法測定、電池の溶接部位の検査など、幅広い応用が可能です。
オンラインセミナーの開催
本製品の発売に際して、「高さ画像」を利用した最新のAI外観検査技術について解説するオンラインセミナーも開催予定です。誤検出に悩んでいる方や3D検査導入を考えている方は、このセミナーに参加してみてください。
開催日時
2026年9月30日(水)
- - 第1回 12:00~12:30
- - 第2回 15:00~15:30
参加費
無料
詳細やお申し込みは公式サイトをご覧ください。
会社情報
株式会社Phoxterは、2017年に設立され、これまでに数々の画像処理技術を開発・提供してきました。
住所: 大阪府豊中市新千里東町1-5-3千里朝日阪急ビル20F
電話: 06-6155-6744
URL:
Phoxterの公式サイト
この新しい技術により、外観検査の精度や効率が大きく向上することが期待されています。今後の展開に注目です。