育休白書2025
2025-09-19 12:03:58

男性育休白書2025発表!沖縄が栄光の1位と育休意識の変化

男性育休白書2025発表!指標から見る意識の変化



積水ハウスが発表した「男性育休白書2025」は、育児休業を取り巻く最新の状況と意識の変化を示しています。この報告は、企業で働く男性の育休取得実態を探るために2019年から発行されており、7回目を迎えた今回は特に注目されるポイントがいくつかあります。家庭内でのコミュニケーションの重要性や、育休取得率の全国的な違いが際立っています。

未就学児がいる男性の育休取得率



調査によると、未就学児と同居する男性の育休取得率は36.3%に達しました。これはおよそ3人に1人が育休を取得している結果で、特に若い世代のパパ・ママたちが積極的に育休を利用する姿勢が見て取れます。この動きは育児を格段に身近なものとして捉える変化を示しており、今後さらに広がりが期待されます。

変わる夫への意識



また、育休を取得した男性の妻たちの意識の変化も注目されます。「とるだけ育休」と思わない女性の割合が昨年よりも10ポイント増加しました。これは育休を自分から取得したいという前向きな意識が広がっていることを示しています。しかし、育休取得男性のうち5割以上が「育休中に何をすればいいのか分からない」と感じている現実があり、「手探り育休」という新しい課題も浮き彫りになっています。

コミュニケーションと育休の満足度



充実した育休を実現するためには、夫婦間のコミュニケーションが欠かせません。調査結果によると、夫が「とるだけ育休」で評価された女性の家庭内コミュニケーション満足度は55.6%ですが、「とるだけ育休」でないと評価された女性の満足度は86.6%に達しました。この差は、家庭内でしっかりとコミュニケーションを取ることの重要性を証明しています。

育休取得後のポジティブな変化が見られる



育休を経験した男性の家事・育児実践数が育休前の5.99個から8.36個に増加したことも注目すべき点です。さらに家庭のコミュニケーションに満足している男性は育休後の経験について、「子育てが楽しくなった」「家に帰るのが楽しみになった」と感じることが多いことが分かりました。逆に家庭内でのコミュニケーションに不満を持つ場合、育休取得後にその満足度は大きく低下することが示されています。

男性の家事・育児力全国ランキング2025



育休白書のもう一つの重要な結果として、男性の家事・育児力全国ランキングが発表されました。沖縄県が200点以上を記録して見事1位、2位は岡山県、3位は福井県となりました。沖縄県は特に男女共同参画を進める施策が評価され、地域全体で育休取得を推進していることが背景にあるとされます。

おわりに



積水ハウスは、今後も「男性の育休取得が当たり前となる社会の実現」を目指し、多様な取り組みを続けていくとしています。コミュニケーションに焦点を当てた政策や、育休の質を向上させるための施策が、育休を巡る重要なキーワードとなってきています。今後も育休取得の環境が整備されることで、より多くの男性が育児に参加できるようになることが期待されます。


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