近鉄沿線で事業承継の新たなサポート「relay」と提携

株式会社アド近鉄（大阪市天王寺区）は、オープンネーム事業承継のプラットフォーム「relay（リレイ）」を運営する株式会社ライトライトと提携し、地域の小規模事業者への新たな支援を開始しました。この提携は、近年深刻化している事業承継問題の解決に貢献することを目的としています。

事業承継問題の深刻さ

日本では毎年約5万件の企業が廃業しており、特に中小企業では後継者不足が深刻な課題となっています。近鉄沿線地域でも、長年親しまれてきた老舗の店や文化的な事業が次々と廃業の危機にさらされているのが現実です。経営者の高齢化が進み、後継者がいない事業が増えてきたことから、地域経済にも悪影響をもたらしています。

提携の背景と目的

アド近鉄は、「relay」とのパートナーシップを通じて、地域の事業者が築いてきた大切な事業の情報を容易に「relay」上に掲載できる体制を整え、後継者希望者との出会いを支援することを目指します。この取り組みにより、地域の非公開事業の魅力を表に出し、後継者に向けた新たなアプローチが可能となります。

具体的な取り組み内容

アド近鉄と「relay」の提携を受けて、以下のような具体的な取り組みを実施します：

- 近鉄沿線地域の事業者への「relay」の紹介
- 「relay」への情報掲載・マッチングのサポート
- 事業承継に関する各種相談への対応

このように、提携によって地域の魅力を未来へと繋ぐ架け橋となることを目指しています。

地域活性化への取り組み

アド近鉄はこれまでも地域活性化に向けた様々な活動を行ってきました。具体的には、近鉄沿線応援クラウドファンディング「エールレール」や、地域事業者とのコラボレーションによる「生駒隧道」ブランドの展開などがあります。これらの活動を通じて、地域の魅力を高めてきました。

relay とは

オープンネーム事業承継「relay」は、従来の秘密の多かった事業承継のマッチングサービスとは異なり、企業名や情報を公開し、地域の中小事業者が持つ「想い」をストーリーとしてプラットフォームに掲載する新しい形を提供します。これにより、熱意を持つ後継者の公募を広く行い、価値観の共鳴に基づくマッチングを実現しています。

今後の展望

アド近鉄は、今回の提携を通じて、地域の事業をより多く未来へ残し、持続的な地域魅力の創出に貢献していく所存です。事業の継続が地域経済に与える影響は大きく、地域のきらりと光る部分を未来へと紡いでいく役割を果たしていきます。これからも地域の皆様と共に歩んでいくことを大切にし、地域を支える活動を推進していくことで、良い未来を築いてまいります。

【会社概要】