新たなリーダーシップがもたらす変革
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、2025年6月1日付で社長が交代します。新たに社長に就任するのは、これまで執行役員副社長CMOとして活躍していた村山卓氏です。そして前社長であるJL ボニエ氏は、ユニバーサル・ディスティネーション&エクスペリエンスの社長兼COOとして更なる大役を担うことになりました。
JL ボニエ氏は2015年11月以来、社長CEOとしてUSJの発展を支えてきました。彼の指導の下、USJはアジアでの集客数第1位、世界で第3位となるまで成長しました。このような成果は、彼が引き入れた多くの革新と市場のニーズに合わせた戦略に起因しています。
JL ボニエ氏は、地域社会やパートナーへの感謝の意を示しながら、「彼は素晴らしいリーダーであり、村山氏の下でUSJが発展していくことに自信を持っている」とのコメントを残しています。
村山卓氏のキャリアとビジョン
村山氏は、米国の大学で学び、キャリアはユニバーサル・パークス&リゾーツのリーダー養成プログラムからスタートしました。USJが開業した2001年から現在まで、さまざまな役割を経て執行役員副社長CMOとなった村山氏は、特にマーケティング分野での成功を収めてきました。
彼が関与した「NO LIMIT!キャンペーン」は、コロナ禍模索の際にUSJを再起動させ、多くのゲストを引きつけました。村山氏は、今後のUSJがゲストに想像を超える経験を提供することを約束しています。また、地域貢献にも重きを置き、大阪公立大学での観光マーケティング学プログラムを通じて次世代の人材育成にも力を注いでいます。
地域との関係を強化
村山氏の就任後、USJの新たなビジョンが展望されます。彼は、「超エンターテイニングな創造力で人と社会に『目覚め』を」とのコーポレート・ステートメントをもとに、地域とともに成長を目指すと宣言しました。この言葉には、彼が地域社会とどのように連携し、発展を促進させていくのかの強い意志が込められています。
村山氏は、自身が直接影響を与えられる環境を整え、コミュニティの活性化を試みることが、USJの未来に大きな影響を持つと信じています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの魅力
USJは、映画とエンターテインメントの世界をテーマにしたアトラクションやイベントが魅力の一つです。「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」や「ミニオン・パーク」、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」といった人気エリアが次々と新たな体験を提供し、全国及び国際的なゲストを楽しませています。村山氏のリーダーシップのもと、これからのUSJがさらなる進化を遂げることを期待してやみません。
2001年の開業以来、不動の人気を誇るUSJは、これからも革新を続け、各シーズンごとのイベントなどで訪れるすべての人に“超感動・超興奮”を届けていくことでしょう。
終わりに
新社長村山卓の就任は、USJにとって新たな章を開く瞬間となります。彼の情熱とビジョンがどのようにパークを変えていくのか、多くのファンが期待を寄せています。今後とも、このテーマパークが成長し続け、魅力的な体験を提供することを願います。