音楽を通じた防災意識の向上を目指すBOUSAI FES 2026

BOUSAI FES 2026 音楽で防災を考えよう！

2026年3月7日、福島県郡山のHIPSHOT JAPANで、ユニークな音楽イベント「BOUSAI FES 2026」が開催されることが決定しました。このイベントは、東日本大震災から15年を機に、福島県出身の大学生たちが企画したものです。彼らは音楽を媒介に、防災について考える機会を提供したいと意気込んでいます。

イベントの主旨と背景

2026年3月11日に、あの東日本大震災から15年が経過します。この重要な日を迎えるにあたり、代表の隂山弘暉は、自らの震災体験を踏まえ、大学在学中に「防災me」という学生団体を立ち上げました。若い世代に防災への意識を深めてもらう活動を続けており、その流れを受けての「BOUSAI FES 2026」は、防災の大切さを音楽を通じて伝えることを目指しています。

他者に防災を押し付けるのではなく、音楽イベントという楽しい場で自然にその重要性に触れ、福島の現状を知るきっかけにしたいとの思いが込められています。特に、震災を経験していない世代にも自分事として防災を考えてもらえるよう、工夫が凝らされています。

芸術も協力！出演アーティスト

「BOUSAI FES 2026」では、理念に賛同した3組のアーティストが出演します。中でも、福島県でライブを行うのが初めてのバンドが含まれており、特別なステージが組まれるので、音楽ファンには見逃せない日となることでしょう。出場アーティストは次の通りです：

- ルサンチマン：東京で結成されたオルタナティブロックバンド。2019年には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」に出演し、その実力を証明。独特なサウンドで聴衆を魅了しています。
- 鉄風東京：仙台を拠点に活動する4人組エモバンド。疾走するギターサウンドが特徴で、すでに多くのファンに支持されています。
- anewhite：日常の感情を繊細に表現するスリーピースロックバンド。文学的な歌詞と爽やかな音楽で注目を集めています。

この3組がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まります。

特別な体験コンテンツの紹介

イベントには、ただ音楽を楽しむだけでなく、参加者同士で交流する機会も用意されています。以下の特別企画が展開される予定です：

1. 寄せ書き横断幕プロジェクト：来場者が寄せ書きしたいメッセージは、双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」に寄贈・展示されます。震災の記憶を未来に残すための取り組みです。

2. 郡山駅前の飲食店との連携：地元の飲食店とタイアップし、特典やオールナイト営業を実施。参加者が街を巡りながら福島の食を楽しめます。

3. オリジナル防災グッズの販売：音楽と防災をテーマにした限定グッズも販売予定。普段使えるアイテムから防災に役立つアイテムまで、幅広いラインナップで提供されます。

チケット情報

「BOUSAI FES 2026」のチケットは、2025年12月5日から一般販売を開始します。一般チケットは4,500円（別途1ドリンク500円）、学割チケットは4,000円（同様に1ドリンクが必要）です。学割チケットをご利用の際は、入場時に学生証の提示が必要となります。

まとめ

福島で育った人々の未来に思いを馳せ、「音楽を通じた防災意識の向上」という新しい形を模索する「BOUSAI FES 2026」。このイベントを通じて、多くの方に福島の今を体感していただきたいと思います。音楽とともに、震災の教訓を次世代に繋げる場として、多くの人々に参加を呼びかけています。福島の街、郡山で音楽の力を体感しましょう！