アドベンチャーワールド春の新企画
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドでは、2025年3月20日から5月31日まで、「SPRING ADVENTURE 2025」が開催されます。今回注目されているのが、「フードロスを減らそう!どうぶつのおやつバケット」という新しいコンテンツです。これは、動物たちとの触れ合いを楽しみつつ、フードロス問題にスポットライトを当てるリアルな体験となっています。
フードロス問題とは?
フードロス問題は、食べられる状況なのに廃棄されてしまう食品が多く存在することを指します。農作物の育成過程で発生する規格外の果物や野菜などがその例です。今回のイベントでは、地元の農家から集めた規格外品を動物たちのおやつとして利用し、楽しくフードロスの問題を知る機会を提供します。
おやつバケットの内容
期間中、来園者は特別なおやつバケットを500円で購入することができ、アフリカゾウエリアで動物たちへのフィーディング体験を楽しむことができます。毎日20個のバケットが提供され、食べられるのに市場には出せない果物が使用されます。ここでは、イチゴや柑橘類など、さまざまな種類の果物を見ることができます。これにより、動物たちには新たなエンリッチメントがもたらされるのです。
地元農家の協力
本イベントに参加する農家は、すべて地元紀南からの協力を得ています。南紀白浜ベリースタンドの「まりひめ」イチゴ、中山農園の柑橘、森山農園や紀州とんと農園が集めた果物が動物たちのごちそうになります。これにより、規格外品にも価値が生まれ、農家との繋がりが深まります。
体験の魅力
参加者は、動物たちに直接おやつを与える体験を通じて、フードロスに関する知識を深めることができます。この体験は、子供から大人まで幅広い年齢層に楽しんでもらえるものです。また、規格外果物を使用した特別なアトラクションも用意されており、マントヒヒフィーディングやうきうきチンパンジー教室などがありますので、家族揃って訪れるのも楽しいでしょう。
SDGsの観点から
アドベンチャーワールドは、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに掲げ、未来のための活動を積極的に行っています。本イベントもその一環で、環境に配慮した取り組みを実践することが目標です。再生可能な資源の活用とともに、動物たちへの配慮を忘れないイベントとして、多くの人々にフードロス問題を考える機会を提供しています。
まとめ
「フードロスを減らそう!どうぶつのおやつバケット」は、アドベンチャーワールドでの新しい挑戦です。動物たちのおやつを通じて、食と環境の問題について考える良い機会となるでしょう。春のひとときを、動物たちとの素晴らしい体験とともに過ごしてみてはいかがでしょうか。皆さんの参加をお待ちしております!