大阪発の新プロジェクト！オンライン里親が児童養護施設出身者を支援

みらいこども財団のオンライン里親プロジェクト

一般財団法人みらいこども財団（大阪府）は、児童養護施設を卒業した学生を支援する「オンライン里親プロジェクト」の2026年度支援学生の募集を開始しました。このプロジェクトは、進学を目指す若者たちに対して経済的かつ精神的なサポートを提供する新しい形の支援制度です。

児童養護施設出身学生の現状

多くの児童養護施設出身の学生は、経済的困難や、身近に支えてくれる大人がいない孤立した状況に直面しています。進学率は一般の学生に比べて低く、学費や生活費を賄うためには奨学金とアルバイトに頼る必要があります。加えて、気軽に相談できる大人がいないため、中退率も高く、自立後の生活に厳しさをもたらしています。必然的に、彼らは心の支えを必要としています。

オンライン里親プロジェクトの概要

このプロジェクトでは、経済的支援として毎月3万円から5万円が卒業まで支給され、学生が安心して学業に専念できるように促します。また、精神的な支援も重要な要素で、支援者とのオンライン交流を通じて、学生は「自分を応援してくれる大人がいる」という安心感を持つことができます。

募集要項

- 一次募集締め切り: 2025年12月31日（水）
- 支給金額: 毎月3万〜5万円（約10名の支援を計画）
- 対象者: 2026年3月に高校卒業及び児童養護施設卒業予定の学生。

このように、経済的、精神的な支援を組み合わせることで、学生が安心して学業を進め、真の自立を果たせるようにサポートしています。

オンライン里親の役割

「オンライン里親」とは、学生を支援するためチームを組む複数の大人（約7人）が含まれます。これにより、学生の支え合いが可能となり、自立への道を一緒に歩むことができます。支援者の方は、経済的な支援だけでなく、オンラインでの交流を通じて、学院生活を「遠い親戚」のように見守ることができます。

参加者からの声

参加することで得られるやりがいや喜びは多岐にわたります。

- 自分の経験を学生に伝えることで、逆にエネルギーをもらっています。
- 忙しい日常でも続けられるオンライン活動の良さを感じています。
- 学生の成長を間近で見守ることができる喜びがあります。

このサポートが、学生たちが社会で生き抜く力を育てる一助となることを目指しています。

参加方法

オンライン里親として参加を希望する方々は、まずは説明会に参加し、プロジェクト内容を詳しく知っていただくことが推奨されます。このプロジェクトでは約200名のオンライン里親が24名の学生を支えていますが、今後もさらに多くの学生を応援するために、新たな支援者が必要です。ぜひ、多くの方々のご参加をお待ちしております。