「しあわせな生み育て」を全国へ
一般社団法人U-me(ウーミー)は、ロート製薬株式会社の「かるがも基金」からの支援を受けて、産前教育事業のeラーニング化に取り組むことを発表しました。2026年度の寄付先団体として採択されたU-meは、今回の支援を活用して「Well-beingな生み育て準備」という産前教育プロジェクトのeラーニング制作を進めていきます。
「生み育て」の支援の必要性
妊娠・出産・子育てというライフイベントは、個人やその家族にとって非常に重要なものです。これらの段階にある人々は、心身の健康やメンタル面に多くの影響を受けます。しかし現在、多くの支援は医療機関・職場・家庭・地域社会が分断されて行われているため、十分な知識やサポートを得られず、孤立してしまう人々が少なくありません。
最近では共働き家庭の増加や多様な働き方の進展により、従来の対面式の産前教育だけでは十分な支援が難しいことが明らかになりました。このような現状に対処するため、U-meは「生みやすさ、育てやすさ、生きやすさを今ここから」というビジョンを掲げて、産前教育を提供する活動を行っています。
eラーニングの具体的な内容
今回のeラーニングでは、医師や助産師、小児科医、産業医などの専門家が講義を行い、動画コンテンツとして制作されます。講義は現代の育児に必要な多様な価値観や課題に基づいており、忙しい妊娠期や育児期でも学びやすいように工夫されています。また、パートナーや医療従事者など周囲の人々が同じ情報を共有できることを目指しています。
予定している全6講座
1.
心の変化と出産準備(医師)
- 妊娠・出産期のメンタルヘルスと心理的準備
2.
身体の変化と出産準備(助産師)
- 妊娠期の身体ケアとセルフケア
3.
アフターバースプラン(助産師)
- 産後の生活設計とパートナーシップ
4.
妊娠期からできる子育て(小児科医)
- エビデンスに基づく乳幼児ケア
5.
はたらくパパの生み育て準備(医師・産業医)
- 男性の主体的な関わりと職場との両立
6.
困ったときの相談・つながり方(助産師)
- 一人で抱え込まないための支援活用と地域とのつながり
このコンテンツは、企業での研修や福利厚生、医療機関における患者教育の補完教材としても活用されることが期待されています。人的資本経営や離職予防、両立支援、産後うつ予防の観点からも、広く利用されることを目指しています。
新たな教育資産としての展望
U-meは2026年7月からの制作を予定しており、2027年4月からはコンテンツの提供を開始する計画です。この取り組みは、単発のイベントにとどまらず、社会全体で活用できる持続的な教育資産として展開していくことを目指しています。「生み育てを個人任せにしない社会」の実現に向けた彼らの取り組みは、今後ますます注目されることでしょう。
代表理事のコメント
U-meの代表理事である望月里恵氏は、「妊娠・出産・子育ては非常に貴重な活動ですが、孤立や不安を抱えやすい時期でもあります。ロート製薬の支援により、これまでの対面での学びをeラーニングの形で多くの人に届けられることを嬉しく思っています」とのコメントを寄せています。
導入協力企業・医療機関募集
現在、U-meではこのeラーニングの無償提供を行い、企業や医療機関との連携を進めています。妊娠・出産・子育てを支える取り組みに興味がある方々は、ぜひ問い合わせてみてください。
最後の対面イベント
また、このeラーニングの原点となった対面イベント「Well-beingな生み育て準備&親育て」は、2026年6月21日にグラングリーン大阪にて開催されます。このイベントでは、多職種の専門家たちによる講演や体験型コンテンツが予定されています。
イベント開催概要
- - イベント名:Well-beingな生み育て準備&親育て
- - 日時:2026年6月21日(日)10:00~17:00
- - 会場:グラングリーン大阪「SLOW AND STEADY」/オンライン配信(Zoom)
- - 主催:一般社団法人U-me
- - 対象:妊娠期のプレパパ・プレママ、将来妊娠を希望する方、支援職、企業担当者など
このような取り組みを通じて、U-meは「生み育て」の社会的な支援を強化し、より多くの人々が安心してそのプロセスを体験できる環境を作り上げていくことでしょう。