大阪・関西万博で「家庭で作る霜降り肉」を体験できる展示が登場

大阪・関西万博での「家庭で作る霜降り肉」展示

2025年の大阪・関西万博において、「培養肉未来創造コンソーシアム」が"家庭で作る霜降り肉"をテーマとした展示を行います。この展示は、大阪ヘルスケアパビリオン内の「ミライの都市」エリアにて、より良い健康と未来の都市生活を体現するために設計されています。

未来のキッチンを目指して

このコンセプトは、家庭に「ミートメーカー」を取り入れることにより、個々の健康や嗜好を反映した霜降りステーキを作成できる未来のキッチンを想像させます。培養肉は、これまでの肉の常識を覆し、家庭で手軽に肉を作れる手段を提供できる可能性を秘めています。パンデミックを経た今、持続可能性や食の自給自足が求められる中、この取り組みは新たな選択肢を示します。

大阪ヘルスケアパビリオンの魅力

大阪ヘルスケアパビリオンは『REBORN』のテーマの下、未来の生活様式や健康管理についての様々な体験を提供する場です。「リボーン体験ルート」と名付けられた展示エリアでは、来場者自身のアバターを使って「ミライのヘルスケア」や「ミライの都市」を探検できます。人々が自らの健康を再生する体験を通じて、培養肉がどのようにしてその役割を果たすのかを学ぶことができます。

体験イベントの実施

さらに、2025年7月8日には、焼いた培養肉の香りを体験できるイベントも開催予定です。このイベントは、来場者の想像力を掻き立て、実際に培養肉を味わう良い機会となります。

コンソーシアムの取り組み

「培養肉未来創造コンソーシアム」は、大阪大学大学院工学研究科といった学術機関をはじめ、株式会社島津製作所や伊藤ハム米久ホールディングス株式会社、TOPPANホールディングス株式会社など、様々な企業がパートナーとして協力しています。彼らは将来的な食の形を実現するために、3Dバイオプリント技術を活用した培養肉の製造に取り組んでおり、環境問題に対応した資源の有効活用や持続可能な食文化の形成に寄与しています。