大牟田の音楽文化を未来へ繋ぐ「第51回九州公演日本フィル」開催情報

大牟田の音楽文化を未来へ繋ぐ「第51回九州公演日本フィル」

2026年2月14日、大牟田文化会館にて「第51回九州公演日本フィルin Kyushu」が開催されます。この公演は、地元の音楽文化を育んできた歴史あるイベントであり、世代を超えて多くの人々に愛され続けています。

開催概要

- 日時: 2026年2月14日（土）14:00開演（開場 13:15）
- 会場: 大牟田文化会館大ホール
- 開場時のロビーでは、ウェルカムコンサートも行われます。

プログラム内容

公演では、以下の素晴らしい楽曲が演奏されます：

- チャイコフスキー：バレエ音楽≪くるみ割り人形≫より「花のワルツ」
- ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18
- ベートーヴェン：交響曲第6番≪田園≫ヘ長調 op.68

これらの作品は、聴衆を魅了し、深い感動を与えることでしょう。

音楽文化の起源

この公演は、「コーヒーサロンはら」を営んでいた上野由幾恵さんの尽力から始まりました。幼少期からクラシック音楽に親しんでいた上野さんは、店内での演奏会を通じて音楽を身近なものにする場を設けていました。
彼女の尽力により、大牟田文化会館の開館に先駆けて、日本フィルの演奏が初公演として行われ、大盛況を収めたのです。

その後、「大牟田日本フィルの会」が設立され、年に一度の九州公演を実施。公演の準備は約半年かけて行われ、指揮者や奏者の選定、曲目の決定などていねいに進められています。
特に市民との繋がりを深めるボランティア団体も活動しており、音楽を通じての交流の場が増えています。

若き世代へのバトンタッチ

上野さんは年齢を理由に引退を考えましたが、地域に根ざした音楽文化を継続したいと考える若い世代が新たに参画し、引き続き公演は途切れることなく行われています。「市民と共に歩むオーケストラ」をスローガンに掲げ、活動は今もなお成長を続けています。
特に近年、多くのサポーターや関係者の協力により、昨年には第50回の公演を迎えました。
今後も地域の方々と共に未来へ音楽をつなげていく思いを込めて、演奏が行われます。