積水ハウスが参加するグローバル・ネイチャーポジティブ・サミット2026
積水ハウス株式会社は、2026年7月14日から16日にかけて熊本城ホールで開催される「グローバル・ネイチャーポジティブ・サミット2026」に、プラチナパートナー企業として参加することを発表しました。このサミットは、企業、金融機関、自治体、研究者、市民社会のリーダーたちが集まり、自然損失を食い止め、回復するための行動を加速させる国際会議です。特に、本サミットは、国連生物多様性条約第17回締約国会議(COP17)を見据えて、ネイチャーポジティブの実効性を高めるための議論が行われます。
「5本の樹」計画との連携
積水ハウスの特筆すべき取り組みとして「5本の樹」計画があります。この計画は2001年に開始されたもので、地域の在来樹種を用いて庭やまちづくりを行うことに焦点を当てています。2026年にこの取り組みは25周年を迎え、これまでに累積植栽本数は2,143万本に達しています。この計画の目的は、住まいの庭から都市全体の生物多様性を保全することです。
サミットでは、「5本の樹」計画のこれまでの成果をまとめたホワイトペーパーの紹介や、パネルディスカッション「ネイチャーポジティブをどう測るか」への参加が予定されています。このディスカッションでは、実用的で信頼性の高い方法でネイチャーポジティブの成果を評価する方法についての経験や手法が共有されます。
地域密着型の取り組み
「5本の樹」計画では、「3本は鳥のために、2本は蝶のために」という理念のもと、地域に根ざした庭づくりを提案しています。これにより、庭という「点」が街全体で「線」になり、さらには自然とつながる「面」となり、都市部の生態系ネットワークを形成します。これが、生態系保全に繋がるのです。
特に、積水ハウスでは琉球大学の久保田研究室と協力して、生態系ビッグデータを用いた評価に取り組んでいます。また、これは「5本の樹」コンパスという可視化ツールとして開発され、設計段階から生物多様性保全の効果を見込むことができ、従来の提案より約2.6倍の効果を引き出すことが可能になりました。
ウェルビーイングの向上
また、東京大学との共同研究によれば、在来種に囲まれた住まいを持つ人々は、庭に訪れる生物と触れ合うことができ、その結果、鬱症状のリスクが20ポイント低下し、高い幸福感や生活の充実感を得られることが明らかになっています。「5本の樹」計画は生物多様性保全だけでなく、住まい手の健康や幸福感の向上にも寄与しているのです。
開催予定のサミット内容
本サミットの初日は、ネイチャーポジティブが社会や経済においてなぜ重要かを議論し、企業や自治体の役割についての全体会が行われます。二日目は、測定や情報開示、テクノロジーについての具体的な実装方法を話し合います。
積水ハウスは、この重要なサミットを通じて、持続可能な未来に向けた取り組みを広めていく予定です。皆さんもぜひ、このサミットに注目し、持続可能な社会の実現に向けてのアクションに参加してみてはいかがでしょうか。