積水ハウスの実績
2025-12-12 16:58:27

積水ハウスがCDPのトリプルAに再選定!持続可能性のリーダーシップを証明

積水ハウスが手にした環境評価の最高峰



国内の住宅・建設業界において、積水ハウス株式会社がCDPによって「トリプルA」の評価を受けたニュースが流れました。このトリプルAは、気候変動、フォレスト、ウォーターの全分野における、高い透明性とパフォーマンスを示すものであり、彼らの先進的な取り組みと情報開示が称賛されています。

CDPは、企業の環境に関するサステナビリティを評価するための国際的な情報開示システムであり、毎年数千の企業が評価を受けています。今年の2025年度には、22,100を超える企業が情報開示を行い、その中の20,000社がスコアを付与されました。積水ハウスはその中で、包括的な情報開示を行うことで高評価を得ることに成功したのです。

この結果、積水ハウスは、環境ガバナンスの成熟度や、環境問題に対する取り組みが重要視されている企業の一つとして認識されています。また、CDPのスコアリングは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに基づき、企業報告の内容や環境リスクへの理解度、目標設定の野心度といった多岐にわたる観点から評価されます。これにより、アイデアを実行に移すアクションが確認されるとともに、企業の競争力が高まる仕組みになっています。

環境経営を推進する積水ハウスの取り組み



積水ハウスは、「わが家」を世界一幸せな場所にするというビジョンのもと、ESG経営のリーディングカンパニーとしての地位を確立しようとしています。在宅での快適な生活と同時に、環境に配慮したエコな取り組みを進めています。特に、気候変動分野での取り組みは目を見張るものがあります。

建築・建設分野における脱炭素化や、国際的な脱炭素イニシアチブであるSBTへの参画も進めています。また、建築物の脱炭素化を目指して、戸建住宅を2024年度には96%、賃貸住宅では77%のZEH(ゼロエネルギーハウス)化を実現する計画を持っています。さらに、分譲マンションについても、2023年以降、全住戸がZEH化される予定です。さらに、サプライチェーン全体での脱炭素化にも取り組んでおり、2030年までに主要サプライヤーのSBT目標設定率80%を目指しています。

森林と水の持続可能性へのアプローチ



フォレスト分野では、2007年に制定した独自の木材調達ガイドラインをもとに、持続可能な木材調達に努めています。特に「フェアウッド」の調達を推進し、森林減少や土地の転換を伴わない取り組みを展開しています。また、2001年からは都市の生態系への配慮をもとにした対応も進め、「5本の樹」計画を通じてネイチャー・ポジティブな環境作りに貢献しています。

ウォーター分野においても、積水ハウスは水資源のサステナビリティを重視し、建築やリフォームといった水の使い方に配慮したビジネスモデルを展開しています。その中でも、効率的な水使用に向けた循環水の利用は、大きな成果をあげています。

シェリー・マデーラCEOのメッセージ



CDPのCEOであるシェリー・マデーラ氏は、選定された企業に対して祝辞を送りました。彼女の言葉によれば、「A」スコアを取得した企業は、環境への高い志とビジネスの競争力が両立することを証明しているとのこと。企業は、高品質なデータに基づいてアースポジティブな意思決定をすることで、自然を守ることができるのです。これからも、積水ハウスが持続可能な社会を作るための取り組みを続ける姿勢が期待されます。

これからの積水ハウスの動向に目が離せません。


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