大阪のRECORE、Shopify向け新アプリを発表
株式会社RECOREが新たにリリースした「RECOREオムニチャネルアプリ」は、小売やリユース業界向けのクラウド基幹システム「RECORE」から生まれた新機能です。特に注目すべきは、このアプリがShopify専用であるという点です。
新アプリの目的と機能
今回の新アプリは、店舗とECサイトを有機的に結びつけることを目的としたO2O(Online to Offline)ソリューションの一環として登場しました。現段階での主な機能は、リアルタイムで各店舗の在庫状況をShopify上で確認できることです。
この機能により、ECサイトを訪れる顧客は、最寄りの店舗にどのくらいの在庫があるかを瞬時に把握できるようになります。これにより、ECサイトから実店舗への送客がスムーズに行われ、購買が促進されることが期待されています。
開発の背景と小売業界のトレンド
近年、小売業界では「店舗とEC」という二つのチャネルの分断が見られ、これが顧客体験を阻害する要因となっています。このため、企業はオムニチャネルやOMO(Online Merges with Offline)戦略の重要性を理解し始めています。
RECOREは、これまでにも「RECORE×Shopify」の連携を通じて、以下の機能を展開してきました。
- - Shopifyへの新規商品出品
- - 店舗とShopifyの在庫連携
- - 商品マスタ連携
- - 会員ポイント連携
- - 店舗・EC横断の会員ランクシステム
これらの機能があることで、複数のチャネル間でも顧客が同じ体験を享受できるようになっていました。新アプリのリリースを受けて、店舗在庫の可視化が進むことで、これまでの購買体験がさらに進化すると考えられています。
導入事例:yuhaku大阪心斎橋店
実際にこのアプリが導入されたのは、2025年にオープンする予定の高級レザーブランド「yuhaku」大阪心斎橋店です。その公式ECサイトでは既にこのアプリが利用されており、店舗とECを横断した在庫確認や販売が実現されています。このような新しい取り組みが顧客の購買体験をどのように向上させるのか、大いに注目が集まっています。
今後の展望
この新アプリは現在、フェーズ1としての位置づけがされています。今後は、店頭での商品受け取りサービス(BOPIS)への対応や、店舗・ECの垣根を越えたOMO施策の推進も予定されています。また、より高度なCRMとの連携を通じて、個別パーソナライズが可能になる見込みです。
これによって、「RECOREオムニチャネルアプリ」は単なるECの拡張に留まらず、小売業全体のオムニチャネル戦略を支えるインフラとして進化していくことが期待されています。なお、このアプリはRECOREを利用するユーザーに対して無償で提供されるため、多くの企業がその恩恵を受けられるでしょう。
RECOREについて
RECOREは、小売およびリユース業界に特化したクラウド基幹システムとして、POS、在庫、顧客管理、EC連携などの機能を標準装備しています。その高い拡張性は、外部のマーケティングツールやBIツールとシームレスに接続できるため、多くの中堅~大手企業に導入されています。大阪で新たな技術革新が進もうとしている今、RECOREの動向から目が離せません。