竹内香予子と経営
2026-06-25 18:00:51

平安伸銅工業・竹内香予子氏が説く「わらしべ長者の経営哲学」

経営学部講演会:竹内香予子の「わらしべ長者の経営学」


2026年6月5日に開催された「わらしべ長者の経営学」において、平安伸銅工業株式会社の竹内香予子代表取締役が登壇しました。この講演には経営学部の学生をはじめ、多くの社会人が参加し、対面とオンラインで約200名が集いました。

経営学部長であり、大経大アントレプレナーシップ塾長の江島由裕教授は冒頭の挨拶で竹内氏の経歴を紹介し、彼女の成功体験から学ぶことの重要性を強調しました。竹内氏は、つっぱり棒の専門家としての顔を持ち、「暮らすがえ」の文化を広める使命を持つ企業家です。

竹内香予子氏の経歴とビジョン


竹内氏は1982年に兵庫県で生まれ、大学卒業後は新聞社に勤務しデスクとしての経験を積みました。2010年に家業の平安伸銅工業に参加し、2015年には父の後を継いで32歳という若さで代表取締役に就任しました。
目標は明確にしないが、目の前の機会を捉える考え方を持つ竹内氏。そのアプローチは「わらしべ長者」の物語と類似しており、人生の選択肢を拡げるために小さな価値を次のチャンスに繋げていくことが重要です。彼女の経営哲学の核心には、失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢が根付いています。

成功のアプローチを具現する二人の事例


講演の中で竹内氏は、野球選手・大谷翔平氏とYouTuber・HIKAKIN氏を例に、成功とは一つのアプローチだけではないことを示しました。大谷選手は目標を定めた後の計画的なアプローチで結果を出しているのに対し、HIKAKIN氏は偶然のチャンスをチャンスとして生かす力を持っています。
この二人の違いを踏まえ、竹内氏は「どちらも素晴らしい方法」としつつ、自分自身は逆算的思考に対して息苦しさを感じると語りました。彼女自身の成功は、目の前のチャンスを生かす柔軟な考え方から生まれたと言えるでしょう。

経験から生まれる企画と反響


竹内氏は自らの'子ども時代の夢'から現在に至るまでの道筋を語り、家庭の温かさを大切にしたいという想いがどのように自身の経営観に影響を与えたかを説明しました。メディアでの経験も大きく影響を与え、情報発信や商品開発に役立っています。
また、講演の後半では江島教授との対談形式で質疑応答が行われ、竹内氏は仕事と家庭のバランスについての考えを開示します。「家庭の時間を先に確保し、空いた時間で仕事を進める」というスタイルが彼女にとっては理にかなっています。この考えは現代の働き方にも通じる部分があるでしょう。

講演の締めくくりとメッセージ


最後に竹内氏は、失敗を恐れず「やってみる」ことの大切さを語り、エジソンの言葉を引用して、失敗を次のチャンスに変換する思考の大切さを強調しました。
「スタートからゴールまで一直線に進む必要はなく、様々な経験を経る中で自分だけのストーリーを描くことができる」と語った彼女の言葉は、多くの参加者に新たな視点をもたらしました。

この講演は、直線的なキャリアパスを選ばなければならないというプレッシャーに悩む人々にとって、柔軟な発想の重要性を再確認する貴重な機会となったのです。今後も彼女のように、小さな機会から大きな成功へと繋げる経営スタイルが注目されるに違いありません。


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