クジラ株式会社、地域ブランディングを見据え1.5億円の資金調達を実施

クジラ株式会社、地域活性化を目指す資金調達

大阪を拠点とするクジラ株式会社は、プレシリーズAラウンドで合計1.5億円の資金調達を行いました。これはまちごとホテル「SEKAI HOTEL」のさらなる展開を目指した重要なステップです。今後は新たな株主として、PR TIMESや大倉忠司氏、長谷工コーポレーションが加わることで、プロジェクトの幅が広がります。

SEKAI HOTELとは

「SEKAI HOTEL」は、地域の商店街や空き家、空き店舗を活用した新しい形の宿泊施設です。クジラ株式会社は、このサービスを通して地域に眠る価値を引き出し、宿泊客にその魅力を伝えることを目指しています。2022年12月には、富山県高岡市に新たな施設をオープンし、関西から全国展開を視野に入れています。

資金調達の背景

今回の資金は、全国に「SEKAI HOTEL」を展開するための基盤強化に充てられます。地域パートナーとの連携を深めたり、デジタル基盤を整備したりすることで、地域ブランディングを推進します。また、インバウンド対応のPR活動も強化し、訪日外国人に向けた魅力的な体制を築いていく計画です。

代表取締役・矢野浩一の思い

矢野社長は、彼自身が社業に対する思いを語っており、コロナ以前から持ち続けていた全国展開のビジョンを実現するための準備にこの数年間を捧げたとのことです。また、空き家や地域の若者流出といった社会課題に対して、クジラ株式会社の取り組みがどのように地域の活力を育むかが重要であると説いています。

新たな株主について

今回加わった株主には、PR TIMESや大倉忠司氏、長谷工コーポレーションが含まれており、それぞれが独自の知見を持っているため、クジラ株式会社の事業に対して大きな影響を与えることでしょう。地域活性化のためのコンソーシアムを構築することも考えており、各地域の特性に適応した運営業務を展開する考えです。

まとめ

クジラ株式会社は、地域価値の再発見とその利用を進める「SEKAI HOTEL」を通じて、ただの宿泊施設ではない地域の魅力を体験できる場を提供することを目指しています。新たな資金調達と株主の協力を受けて、地域ブランディングやインバウンド対応の強化を図りながら、さらなる成長を期しているのです。今後の展開に注目したいですね。