地域の未来を考えたユニフォーム
大阪・関西万博の運営スタッフが新たに着用するユニフォームが発表されました。協賛を手掛けたのは、大阪の地元企業、株式会社V&A Japanです。同社は環境に優しい堆肥分解性ポリエステル「CRAFTEVO-ReTE」を使用したユニフォームを制作。これにより、万博会場でのスタッフの姿が一層身近に感じられることが期待されています。
画期的な素材「CRAFTEVO-ReTE」
「CRAFTEVO-ReTE」は、プラスチックの代替として開発された新しい素材です。焼却時のCO₂排出量を従来のリサイクル・ポリエステルより32.8%削減することができます。この素材は、衣料用の生地だけでなく、アクセサリーにも使用されるなど、幅広い工夫が凝らされています。
大阪・関西万博では、2500人のスタッフにポロシャツ8000枚、パンツ5500枚、アウター2700枚など、合計16,200枚のユニフォームが提供されます。この数字は、万博におけるユニフォーム協賛企業の中でも最大規模となります。
循環型社会の実現に向けて
万博終了後は、これらのユニフォーム全てを回収し、契約している堆肥農場で生分解による処理を行うため、環境負荷を最小限に抑えた取り組みが約束されています。このように、環境への配慮を忘れず、持続可能な社会の実現を目指す姿勢は、多くの来場者にとっても魅力的なポイントとなるでしょう。
拡がる可能性
「CRAFTEVO-ReTE」は今後、イベント用Tシャツや学校の制服、官公庁のユニフォーム、カフェスタッフの制服など、多様な分野での展開が期待されています。一定の使用期間後には、堆肥農場での回収と処理が行われ、再び自然に還ることにつながります。
環境意識の高い未来へ
このように、株式会社V&A Japanの取り組みは地域社会だけでなく、地球全体の未来に影響を及ぼすものです。大阪・関西万博を訪れる皆さんは、ただの展示会ではなく、持続可能な未来を見据えたプロジェクトの一端に触れる貴重な機会を得られることでしょう。ぜひ万博へ足を運び、その目で確かめてみてください。
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一緒に新しい時代の一歩を踏み出しましょう。環境に優しい衣料製品の選択が、私たちの未来を変えていくのです。