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大阪経済大学、事務業務のDX化とAI活用を推進する新部門発足

大阪経済大学（学長：山本俊一郎）は、新たに「DX・AI推進課」を設置したことを発表しました。この部門は、職員が自発的に立ち上げた「事務DXチーム」から発展し、2025年5月のスタートを予定しています。
この取り組みは、大学内の事務業務をデジタル化し、AI技術を効果的に活用することを目的としており、大学内部だけでなく、他大学や機関との連携を促進する試みでもあります。

自発的な取り組みから生まれたDX推進課

本プロジェクトは、2024年5月に職員によって始まった「事務DXチーム」が原点です。彼らは定常業務の改善に向けて活動を続け、結果として「DX・AI推進課」へと進化しました。この新部門では、Microsoft365やMicrosoft Copilotといった既存のツールを活用し、業務改善を進めています。

特に注目すべきは、職員がnoteでそのプロセスや実践事例をリアルタイムで発信し、全体の効率化を図っている点です。これにより、他大学との知見の交流も広がっています。

具体的な取り組み

以下のような斬新なプロジェクトが進行中です。

- やってみようプロジェクト：各部署からの課題やアイデアをもとに、迅速に解決策を模索する試みです。持続可能な改善を目指し、3ヶ月以内の対応を目標としています。
- 自動回答チャットボットの作成：学生からのよくある質問にAIで対応するチャットボットを、Copilot Studioを使って簡単に作成しました。
- 議事録の自動作成：Power AutomateとOneDriveを利用し、AIで高精度な議事録を自動生成するシステムが導入されています。
- 公文書処理の電子化：Microsoft Listsを活用して、従来の紙ベースの処理を電子化し、作業時間を大幅に短縮しています。
- Teamsチャットの一斉送信方法を公開：簡潔に農業機能ではできないTeamsの一斉送信について、わかりやすく具体的方法を紹介しています。

定期的なヒアリングと進化

「DX・AI推進課」のメンバーは、週に1回各部署を訪れ、直接ヒアリングを実施しています。これを通じて、具体的な課題を浮き彫りにし、解決策を提案することに心がけています。
彼らは「誰でも理解でき、管理できる仕組み」を重視し、複雑さを排除したシンプルなプロセスを推奨しています。

浅田直哉職員のメッセージ

「DXは特別なスキルを持つ人だけが担うものではありません。だからこそ、私たちは誰もが関わりやすいように、『わかりやすさ』と『親しみやすさ』を大切にしています。
今後も現場の声に耳を傾け、周囲を巻き込みながら、一緒にDXを実現していきたいと考えています。」
このように、大阪経済大学の新たな取り組みは、教育現場におけるDX化とAI活用の一端を担い、さらには職場環境の改善にも寄与しています。

他大学との知見の交流を促進する試みや、教職員全体が参加できるオープンなプロジェクトは、教育機関における新たなモデルケースを生むかもしれません。
また、DX推進の活動が広く浸透することで、職員一人ひとりが働きやすい環境を整えていくことが期待されます。

ぜひ、今後の大阪経済大学の取り組みに注目してみてください。