能登半島に希望の光を!「キャバレーテント」プロジェクト
2024年に発生した能登半島地震から1年が経ち、珠洲市の復興は着実に進んでいますが、地域コミュニティの再生や心のケアはまだまだ課題が残されています。そこで新たに立ち上がったのが「キャバレーテント」というプロジェクトです。この取り組みは、被災地の人々に寄り添い、笑顔を取り戻す場所を提供することを目的としています。
「さいはてのキャバレー」解体を受けて
珠洲市の港にかつて存在した「さいはてのキャバレー」は、アートや文化情報発信の拠点として地域の交流の場となっていました。2017年には多くのイベントが開催され、賑わいを見せていました。しかし、2024年6月、震災の影響を受けて惜しまれながらも解体が決まりました。
当時の「さいはてのキャバレー」では、バーレスクやさまざまなダンスパフォーマンスが盛況で、多くの人々が集まる場所でした。その温かい雰囲気を再創出し地域に恩返しをしたいという思いから、このプロジェクトが生まれました。
ボランティア活躍の場
震災後、珠洲出身のダンサーたちも復興活動に尽力してきました。バーレスクダンサーのAYA mermaidとベリーダンサーのMasamiは、それぞれの特技を活かし、瓦礫の撤去や炊き出し、地域文化の支援などの活動を行っています。
特にAYAは地域住民との交流を重視し、災害を通じての絆を深めることに努めています。
ダンスによる支援の発想
彼女たちは「ダンスで人々を元気にできるのではないか」と新たな価値を見出しました。ダンスには人々の心を解放し、笑顔を生む力があると感じており、その理念を基にして「キャバレーテント」を企画しました。
この試みは、毎月定期的に行われ、ダンスイベントを通じて人々が集まり、共に楽しむ空間として機能します。
キャバレーテント開催情報
「キャバレーテント」では、ライブパフォーマンスや歓談、美味しい食事を楽しめる機会を提供します。被災者は参加費が無料とな少しの手助けになります。
・日時:2025年1月18日、2月15日、3月4日
・開場:18:00、開演:19:00
・会場:CAFE BAR &kitchen 惚惚(珠洲市上戸町南方井部121-5)
・料金:2000円(別途1ドリンク)、被災者入場無料
・主催:キャバレーテント、kanazaWAZA研究所
今後の展望
被災地を支援するための寄付金は、地域イベントの開催やアーティスト支援、地域貢献に活用されます。みんなが集い、語り合い、そして笑顔を取り戻す場所が再び能登に生まれることを願っています。
皆さんの応援が必要です。「キャバレーテント」の活動にぜひ参加し、支援の輪を広げましょう。