昭光通商が魅せたサステナブルな未来
2025年5月21日から23日まで、東京ビッグサイトで開催された「ifia JAPAN 2025」は、食品素材業界の重要な展示会となりました。この年の展示会では、昭光通商株式会社が出展し、昨年の来場者数の約2倍にあたる多くの来場者が当社ブースに足を運びました。
昭光通商は、東京都港区を拠点とする総合商社で、化学品や合成樹脂、金属、セラミックスなど多岐にわたる素材を取り扱っています。その中でも、食品グループが特に注力するのは、機能性や持続可能性に優れた食品素材の開発です。今回の展示会では、主に自然由来で環境に優しい食品素材が紹介され、特に製品開発に関して興味を持つ食品メーカーから高い関心を得ました。
1. LALLEMAND酵母・酵母エキス
展示の目玉の一つは、カナダの世界最大の酵母メーカー、Lallemandが製造する酵母製品です。昭光通商はこの高品質な酵母を調達し、80%以上のタンパク質を含むなど、その栄養価の高さが特長です。アレルゲンフリーかつアニマルフリーなこの商品は、サステナブルな食品素材として広く受け入れられています。特に、うま味やこく味を加える天然系調味料としての使用が注目され、医薬品の発酵培地としても利用されています。
2. Borregaard バニリン
次に紹介されたのは、Borregaardのリグニンバニリンです。この製品は樹木由来であり、一般のバニリンに比べて二酸化炭素排出量を90%削減することが可能です。チョコレートやケーキなど幅広い食品に使用されるこのバニリンは、環境に配慮した製品として多くの関心を集めました。
3. EMERALDフェヌグリーク種子粉末(Canafen®)
EMERALD社が提供するCanafenは、地中海原産のフェヌグリークを使用した製品で、食用や薬用に古くから利用されてきた栄養価の高い素材です。カナダで生産されたこのフェヌグリークは、一般的なものに比べ風味や香りが少ないため、さまざまな食品添加物の代替としても活用できます。
4. Kellogg’s ケロッグシリアルシリーズ
最後に、長年にわたり家庭で親しまれているケロッグシリアルも紹介されました。このブランドは穀物の専門家として知られ、自然の栄養を最大限に引き出すことに力を入れています。様々なスタイルで利用でき、健康志向の人々からも支持されています。
おわりに
ifia JAPAN 2025は、サステナブルな食品素材に対する関心が高まる中での重要なイベントとして位置付けられ、昭光通商のブースに訪れた多くの人々に新たな可能性を示しました。今後も装いを新たにした食品素材の変化を伴い、持続可能な未来を見据えた取り組み続けていくことでしょう。