日野浩志郎の新作音楽公演『Chronograffiti』が大阪で日本初演

新たな音楽体験を！『Chronograffiti』日本初演

大阪の北加賀屋で、音楽家・日野浩志郎による新作音楽公演『Chronograffiti』が2025年7月に開催されます。この公演は、一般財団法人おおさか創造千島財団の「KCVセレクション」の一環として行われ、北加賀屋を拠点に活動するアーティストとして注目されています。ここでは、その魅力や公演の詳細についてご紹介します。

KCVセレクションの背景

「KCVセレクション」は、大阪市住之江区にて、地域のアーティストやクリエイターを支援するために始まったプロジェクトです。2024年から3年間にわたり、北加賀屋の創造拠点を活用したオリジナル企画が展開されていきます。

その初回企画として、2018年から音楽ビル（通称音ビル）で活動していた日野浩志郎が選ばれました。2024年には音楽公演「歌と逆に。歌に。」が行われ、そして2025年には新作『Chronograffiti』が実現します。

自身のスタイルを反映した新作

『Chronograffiti』は、ドイツのMoers Festivalからの委嘱によって制作された新作です。2025年6月に世界初演を迎えた後、同年7月に大阪で日本初演となります。この公演では、元・鼓童の前田剛史や日本管打楽器コンクール第1位の安藤巴、さらに日野の作品に継続的に参加している谷口かんなら3人のパーカッショニストが登場し、リズムアンサンブルを構成します。

日野浩志郎は、太鼓芸能集団鼓童との共演や、自身のバンド「goat」を通じて、独自なリズム作曲法を追求してきました。『Chronograffiti』では、ボンゴやスネアなどのシンプルな楽器を使い、身体的・精神的な高揚を引き出す音楽体験を提供します。