アムールトラデビュー
2025-06-04 18:29:20

和歌山アドベンチャーワールドでアムールトラの子どもたちを見逃すな!

アドベンチャーワールドでアムールトラの子どもたちを見に行こう!



和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドが、2025年6月6日から新たな試みとして1歳のアムールトラの子ども2頭を一般公開することを発表しました。これにより、動物園訪問者は平日に限り、サファリワールドの特設エリアでアムールトラの愛くるしい姿を見るチャンスを得ることができます。

アムールトラの子どもたちの成長物語


アムールトラは世界で最も北に生息するトラとして知られていますが、特にその生息数は極めて危機的です。野生では約500頭程度しか確認されておらず、絶滅の危機に瀕しています。そのため、和歌山のアドベンチャーワールドも国際種管理計画に従い、アムールトラの繁殖に取り組んできました。

2024年5月19日には、2頭のアムールトラの子どもが誕生し、スタッフの手厚い保育のもとで順調に成長を続けています。生後3か月の頃から、他の大人のアムールトラたちと過ごす練習を重ね、いよいよサファリワールドでのデビューとなります。

公開日と観覧について


公開が開始されるのは2025年6月6日(金)から。平日のみの公開となり、土日祝日は実施されませんのでご注意ください。公開時間は午前10時40分から午後3時30分までですが、天候や動物の体調によって時間が変更される可能性があります。

観覧には「ケニア号」という特別な乗り物に乗車する必要があり、これを利用することで子どもたちを間近で観察することが可能です。実際に見ることで、その愛らしさや動きのむずかしさを体感できるチャンスです!

アムールトラの飼育と繁殖の取り組み


アドベンチャーワールドでは、アムールトラの飼育が1994年から始まり、これまでに多くの繁殖実績があります。過去には14頭の赤ちゃんが生まれ、その中で4頭が無事に育成されました。最近では、2019年にドイツから受け入れたオスと、2022年に韓国から迎え入れたメスのアムールトラからの子どもたちが新たに誕生し、現在も元気に育っています。

アムールトラについての知識


アムールトラの学名はPanthera tigris altaicaで、食肉目ネコ科に属します。成獣は大きく、オスは重さ約70㎏に達することもある肉食性動物です。繁殖は約100日の妊娠期間を経て行われ、1回の出産で1頭から6頭の幼獣を生むことがありますが、赤ちゃんトラは生まれたときには非常に未熟な状態で誕生します。

また、アムールトラは狩りを行うために広範囲を移動し、一晩で10km以上を歩き回ることもありますが、その生息数は密猟や環境の変化の影響で減少しています。国際自然保護連合(IUCN)はアムールトラを絶滅危惧種に指定しており、その存続が私たちにとって大きな課題となっています。

未来に向けて


アドベンチャーワールドでは、今後もアムールトラの繁殖活動を続け、国内外で命をつなぐサポートを行っていく予定です。2025年6月の一般公開をぜひお楽しみに!この機会に、アムールトラへの理解を深め、その保護活動への参加も考えてみてはいかがでしょうか?

今回の公開は、一度きりのチャンスかもしれません。ぜひ、アドベンチャーワールドでアムールトラの愛くるしい成長過程を見守り、未来のアムールトラたちのために応援をお願い致します。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: アドベンチャーワールド 子どもたち アムールトラ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。