対話型AIを活用したセキュリティ運用の進化、LogStareの新たな挑戦

LogStareが提供する次世代セキュリティプラットフォーム

大阪を拠点とする株式会社セキュアヴェイルの子会社、LogStareが新たにマネージド・セキュリティ・プラットフォーム「LogStare」のオンプレミス版を発表しました。この新しいプラットフォームには、MCP（Model Context Protocol）サーバーが搭載されており、対話型AIとの高度な連携が実現されました。

この次世代プラットフォームのユニークな点は、ユーザーがAIに自然言語で質問するだけで、リアルタイムで発生したシステムトラブルやセキュリティインシデントの情報を受け取れる点です。質問に対してAIが適切な応答を返すことで、従来は専門的な知識が必要だったセキュリティ分析や判断業務を簡素化しています。これにより、企業のSOC（Security Operation Center）における省人化と高精度な運用が実現し、ITセキュリティ人材不足という社会課題への解決策として期待されています。

セキュリティ業務の効率化

従来のセキュリティ業務においては、経験豊富なアナリストが専門知識を駆使してトラブルシューティングやインシデントの分析を行ってきました。しかしその負担が増大し、サイバー攻撃の高度化に伴い、効果的な対策が難しくなっています。LogStareは、この摩訶不思議な課題を解消すべく、AIを搭載したプラットフォームを開発しました。

ユーザーは「昨日のシステムトラブルは何か？」とAIに質問することで、過去のログデータを瞬時に分析し、発生したトラブルの詳細を明らかにすることができます。また、適切な対処法を素早く知ることも可能です。これは、さまざまなIT環境で利用可能な、まさに次世代のOTシステムとも言えるでしょう。

近未来のセキュリティ展示会

LogStareの革新的なプラットフォームは、2025年6月11日から13日まで幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2025に出展されます。来場者は、デモブースで実際の効果を体験し、対話型AIの力を実感することができる機会です。

この展示会では、AIによるセキュリティ業務の新たなトレンドや、効率化の可能性についても語られ、多くのビジネスリーダーやIT専門家が集まります。

LogStareの背景と展望

LogStareは、2001年に設立されたセキュアヴェイルが監修しており、SOCサービスを提供し続けてきた実績があります。特に、ITシステムにおけるログデータの一元管理とAIによる分析能力が高く評価されています。今後も、効率的で高精度なセキュリティ運用が求められる中で、LogStareは新しい技術を通じて進化を続けていくことでしょう。

企業のセキュリティ運用がますます重要視される中、LogStareが提供する次世代プラットフォームは、業界の変革の一翼を担う存在となると予測されます。デジタル社会の脅威に立ち向かうために、次世代のAI技術を取り入れたセキュリティ解決策が今後も求められています。