音楽を通じて社会の壁を越える!フランス発DUMIの取り組み
音楽教育の新たな可能性を探るため、フランスの国家資格「DUMI」が日本に導入されることになりました。この取り組みは、株式会社アンライクが日仏DUMI協会と提携し、音楽を通じて社会のさまざまな課題を解決することを目指しています。
DUMIとは?
「DUMI」とは、フランス政府が創設した音楽教育の国家資格で、音楽を「技術」だけでなく、「人と人をつなぐ手段」として捉え、幅広い人々に音楽を体験してもらうことを目的としています。株式会社アンライクは、この理念をもとに日本での音楽教育の普及を目指してさまざまなプログラムを展開しています。
彼らの音楽プログラムは、楽器演奏だけでなく、身体表現や空間の活用、そして身近な素材を取り入れることで、多様な感性と創造性を育む点に特長があります。年齢や国籍、障がいの有無にかかわらず、すべての人が音楽を通じて共に存在できる社会の実現を目指しています。
DUMIに基づく活動
DUMI資格保持者(DUMISTE)や演奏家たちは、音楽体験を参加型で提供する活動を行っています。具体的には、以下のような取組みが展開されています:
- - 参加型の音楽体験の創出
- - 音楽と他分野を融合したワークショップ
- - 教育、福祉、地域との連携
これにより、音楽の役割がますます広がり、社会における基盤的な機能を持つ「社会インフラ」としての新たな価値が創出されることを目指しています。
日本での取り組み
日本では、インクルーシブ合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」がDUMIの理念に基づいたプログラムを実施しています。ろう者や難聴者、車いすユーザーなど、さまざまな背景を持つメンバーが共に活動し、一人ひとりの感性や表現を尊重した音楽体験を創出しています。
また、「指先にベートーヴェン!?」と題する体験型インスタレーション作品も展示されています。この作品では、手話で「喜び」を表現することで、聴覚からの体験だけでなく、視覚的・触覚的な体験の重要性も提案しています。
さらに、京都では幼稚園児を対象にしたDUMIワークショップが実施され、音や身体を用いた創造的な学びの場が提供されています。これによって、主体的な表現活動を促進し、子どもたちの成長を支援します。
地域への展開
そして、DUMIの取り組みは新たな地域へと広がっていきます。2026年4月から5月にかけて千葉県流山市で定期的な体験会が実施され、6月には山梨県でも体験会や座談会が予定されています。地域ごとの特性を生かしながら、世代や背景の異なる人々が楽しめる音楽体験を設計していくことが重要です。
まとめ
音楽を通じて社会の壁を越え、新たな関係性を築くDUMIの取り組みは、まだ始まったばかりです。音楽の力で社会に変化をもたらすためには、さまざまな分野との連携が不可欠です。これからの活動に興味がある企業や教育機関、クリエイターたちの参加をお待ちしております。音楽教育の新たな地平を一緒に切り拓いていきましょう。