難治性創傷新機器
2025-01-14 15:54:30

ロート製薬が新たに難治性創傷治療システムを販売開始

ロート製薬株式会社が、2025年1月14日(火)から正式に販売を開始する「オートロジェル システム」は、難治性創傷の治療に特化した医療機器です。この治療システムは、2022年に製造販売承認を取得し、2024年10月1日から保険適用される運びとなりました。

オートロジェル システムの特徴


「オートロジェル システム」は、多血小板血漿(PRP)を利用して、創傷治癒を促進することを目的としています。このシステムの中心となるのは、患者自身から採血して分離した多血小板血漿を薬剤でゲル化し、それを損傷部位に塗布するという独自のプロセスです。この方法は、従来の治療法ではなかなか改善が見られなかった創傷にも効果を発揮することが期待されています。

医療現場での役割


社長の杉本雅史は、難治性創傷で特に問題となるのが糖尿病性皮膚潰瘍や褥瘡であると指摘しています。これらの症状は通常の治療では完治が難しいケースが多く、時には切断が必要になることもあります。そこで「オートロジェル システム」は、新たな治療選択肢を提供し、患者が健常な生活を送れるようにすることを目指しています。

患者への希望


この医療機器が広く普及すれば、再び社会に戻れる患者が増えると信じています。ロート製薬では、正しい使用手順に基づいて、このシステムがどのように適用されるかの情報提供にも力を入れています。医療に携わる方々にも十分な教育を行い、患者様へのサポートを強化していく所存です。

販売体制


「オートロジェル システム」の流通・販売は、株式会社メディパルホールディングスといった大手企業と連携して行われます。これにより、より多くの患者様に迅速にお届けできる体制が整っています。ロート製薬は、健康寿命延伸の観点からも、難治性創傷に対する取り組みを強化し、ウェルビーイングな社会の実現に貢献していく意向を示しています。

まとめ


難治性創傷に悩む患者様とそのご家族にとって、「オートロジェル システム」は新たな希望の光となるはずです。ロート製薬は今後も、医療における革新を追求し続け、患者様の生活向上に寄与していくことを誓います。最先端の技術と患者様一人ひとりに向き合う姿勢で、共有できる健康の未来を築いていくことでしょう。


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