自ら企画した修学旅行
2025-08-08 15:24:59

不登校児童が自ら企画した夢の修学旅行、実現する感動の旅

不登校児童が描く未来の修学旅行



子どもたちの手で企画された修学旅行。事の発端は2024年に始まりました。オンラインフリースクール「aini school」が運営するこのプログラムでは、不登校で苦しむ子どもたちが「やっぱり修学旅行に行ってみたい」と発言したことから、実現に向けて動き出しました。2025年9月4日から6日までの2泊3日間、約20名前後が全国各地から集まります。

自分たちの手で作り上げる修学旅行


昨年の修学旅行では、参加する児童生徒たちがすべてを企画しました。献立から持ち物リスト、しおりの作成まで、子どもたちは自分たちのアイデアを通じて実現しました。中には、一緒に行けない仲間のためにオンラインでの配信を考えたりと、他者への思いやりも見せました。今年も、彼らは定期的に「修学旅行会議」を開催し、自分たちの望む旅行を作るために協力を惜しみません。

子どもたちの「行きたい」という気持ち


aini schoolに所属する生徒たちは、さまざまな理由から学校に通えない子どもたちが多いです。「家から出られない」「教室での学びから離れた」という彼らが、同じ仲間と共にすごすことで得られる安心感は計り知れません。昨年の修学旅行に参加した過去の生徒たちは、「自信がついた」「外に出ることが好きになった」といったポジティブな変化を報告しており、彼らの成長は確実です。中には、「私だけ参加できないのではないか」と不安を抱えつつも、友達の励ましにより参加を決意した子もいます。

保護者の声が鍵


保護者から寄せられる声は感動的です。新幹線での一人旅を成功させた小学6年生は、現地での友人や先生との関わりが成長の大きな一歩になったと語ります。また、小学2年生の子は一時的に行くのをためらったものの、スタッフと仲間のサポートを受けて楽しい時間を過ごし、帰ってからも自信を持って行動するようになったという嬉しい報告もありました。

修学旅行のルールも柔軟に


修学旅行の準備は、すべてを子どもたちが中心となって行います。オンラインと現地参加という二つの形式が選べるため、参加する子どもたちの状況に応じた柔軟な配慮がなされています。また、全員が同じプログラムやアクティビティに参与する必要はないということを大切にしています。夜にはキャンプファイヤーを囲み、互いの思いを語る時間も設けられるなど、心温まる瞬間が数多くあります。

嬉し泣きする子どもたちの姿


修学旅行を終えた後、子どもたちからは涙ながらに感謝の気持ちが伝えられました。「アイニースクールのみんなに出会えて、人生が変わった」「今では外に出ることが楽しみ」といった言葉には、インスピレーションすら感じられます。やがて「学校に行けなかった」という過去の辛さが少しずつ薄れ、彼ら自身の未来へとつながっていくのです。

今後の展望


2025年の修学旅行は、もちろん子どもたちの希望や気持ちを何よりも優先して進めます。全員が平等に「やりたい」を叶える場を提供し続けたいと考えており、ainischoolはこれからも子どもたちの心を元気にする空間であり続けます。無理なく楽しみながら、自分らしい時間を見つけられる場所を一緒に作っていきたいと思います。実際に参加することができる貴重な機会を、ぜひ注目してください。

開催概要


  • - 日程: 2025年9月4日(木)〜6日(土)
  • - 宿泊: 国立吉備青少年自然の家(岡山県吉備中央町)
  • - 対象: aini school小・中等部の児童生徒約20名集合
  • - プログラム内容: 川遊び、アスレチック、火起こし、野外炊事、クラフト、キャンプファイヤーなど

この素晴らしいプロジェクトが、多くの子どもたちに勇気と自信をもたらすことを願っています。


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