2025年2月16日(日)、国立文楽劇場にて「上方落語をきく会」が開催されます。これは、長い歴史を持つ上方落語のイベントで、今回で123回目を迎えます。当日は桂米團治をはじめとする実力派の噺家たちが集まり、昼の部と夜の部の二部制で行われます。桂米團治さんのトリの演目も注目を集めています。
昼の部は12時30分からスタート。出演者には笑福亭松喬、桂米紫、桂佐ん吉、月亭方正、林家染八、桂りょうばが名を連ねています。特に、今回の昼の部のトリを務める桂米團治さんに注目が集まります。落語には、歌舞伎を知らなくても楽しめる「芝居噺」が多く存在し、気軽に笑って楽しむことができるのが魅力です。
そして、桂米團治さんは自身の父である桂米朝師匠の生誕100年を記念した顕彰碑が大阪の住吉大社に建立されたことを語りました。この顕彰碑は、米朝師匠による数々の寄席での功績を称えるもので、住吉大社の境内となる場所に位置しています。
桂米團治さん自身、この顕彰碑の建立に関与したということで、その背後にある思いを明かしています。彼の父が落語界でも大きな存在であり、今もなおその影響を受けていることが感じられます。
また、尼崎市では生誕百年、没後十年を記念した特別展示が行われています。この展示では、桂米朝の直筆の資料や愛用品、そして彼の足跡を振り返る展示があり、落語ファンにとっては見逃せないイベントです。展示は3月23日までの期間で行われ、入場は無料ですので、ぜひ足を運んでみてください。
2月16日の「上方落語をきく会」では、桂米團治さんが昼の部のトリとして「猫の忠信」を披露する予定です。この演目は、桂米朝が非常に大事にしていたネタであり、米朝師匠からも多くの教えを受けたと米團治さん自身が語っています。ネタの中には、落語の面白さや深さを感じさせる工夫がたくさん詰まっています。
当日はABCラジオでの生放送も予定されており、遠くからでもその楽しさを味わえるチャンスです。公演のチケットはすでに完売となっているため、今後のイベントの告知にも注意してください。落語の醍醐味を味わえる素晴らしい一日になること間違いなしです。ぜひ現地で、またはラジオで桂米團治の魅力を感じてください。