ドラマ『被写界深度』完成披露イベントの裏話をお届け！

フジテレビが提供する動画配信サービスFODで、待望のドラマ『被写界深度』が2023年6月20日から配信されることが決定し、これに先立ち6月19日にフジテレビ本社マルチシアターで完成披露イベントが行われました。主演を務める宇佐卓真さんと平野宏周さんが登壇し、作品について語る貴重な時間となりました。

『被写界深度』は、原作が苑生によるWEB連載作品であり、過去には920万PVを記録した人気作品。その原作を基に、宇佐さんと平野さんがW主演としてドラマ化に挑んでいます。今回のイベントでは、2人が演じるキャラクターについて話し合いながら、彼らの思いや演技へのアプローチを掘り下げていきました。

役柄について

宇佐さんが演じる早川秀一郎は、かつての音楽への情熱を失ってしまった青年。音楽に挫折した彼は、日常生活に虚しさを抱えつつ生きています。宇佐さんは、「早川は自分の好きなことに嘘をつきながら、自分を守ろうとしているキャラクター」と語り、役に対する深い理解を示しました。

一方、平野さんが演じる紺野遼平は、真っ直ぐで無愛想な性格を持ちながらも、カメラへの情熱が強いキャラクターです。平野さんは、紺野は若者が誰もが持つ不安や葛藤を抱えた男の子であり、「そんな姿が美しい」と語りました。

互いの印象やエピソード

2人は互いの演技に触れ、宇佐さんは「紺ちゃんが好きなことを大事にしている姿は、自分としても羨ましい」と述べ、平野さんは「早川のもがきや葛藤が共感を呼ぶ」と感じるという意見を交わしました。このように、2人が演じるキャラクターはそれぞれの内面に深く結びついている様子が伺えました。

イベントでは、撮影時のエピソードや心温まる瞬間についても話題になり、特に印象的だったのは、クランクアップ後の互いのサプライズ映像を通じての感動です。宇佐さんは「監督が泣いていたのを見て、こちらも感情が高ぶった」と振り返り、平野さんは「感動的な瞬間が多かった」と語りました。