中西夏之特別展
2026-01-27 14:31:42

国立国際美術館で開催される中西夏之特別展の魅力とは

国立国際美術館特別展「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」


国立国際美術館で2026年3月14日から6月14日まで開催される「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」展は、1935年に生まれ2016年に亡くなった日本の画家、中西夏之のクリエイティブな軌跡を振り返る重要な機会です。彼は絵画という表現方法を根底から問い直し、独自のアプローチによって作品を生み出してきました。

中西夏之の美術観


中西は、絵画がどのように成立するのか、またその存在意義は何かを深く考察しました。彼が持つ美術観は、具象や抽象の枠を超えるもので、常に新たな視点を持って「絵画」を再構築しようと試みました。特に、彼の言葉「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」は、彼の作品を理解するうえでの重要なキーワードです。この言葉から、観る者は絵画そのものの存在意義や意味を考えさせられます。

展覧会の内容


本展では、中西の半世紀以上にわたる制作プロセスをたどり、彼の独特なアート理念を明らかにします。特に1960年代前半に前衛美術の集団「ハイレッド・センター」に参加した後、舞踏家・土方巽との出会いを経て、再び絵画に回帰した経歴は興味深いものです。この展覧会では、彼の作品がどのように絵画という営みについての思索を促しているのかを探ります。

震災から15年、今の私たちに響く問い


また、東日本大震災から15年を経た今、中西の仕事を振り返る意義も大きいです。彼が自身の制作を通じて感じ取っていた日本の特異な状況や、絵画としての表現についての通奏低音となる問いは、現代の私たちにも深く響くものがあります。

展示構成について


展覧会は以下の章に分かれています。

第1章: 生体と物質の錬金術

1950年代末、高度経済成長期の東京で本格的に制作を始めた中西。しかし、絵画の活動はすぐに「中断」され、「反芸術」の動きに影響を受けながら、新たな表現を求めます。本章では、彼の初期の活動とその影響を探ります。

第2章: 絵のある場所と絵の形

1960年代後半、中西は再び画家としての道を歩み始めます。この時期は舞踏とのコラボレーションが多く、彼の絵画観に新たな視点をもたらしました。中西は具象でも抽象でもない新しい絵画の形を模索します。

第3章: 無限遠点からの弧線

1970年代には、彼の理論がより洗練されていきます。「弓形が触れて」という作品などに見られるように、画家と作品との関係性を探求することで、絵画の描かれる場所を問い直しました。

第4章: 想像的地表にあふれる光

シリーズごとに異なる問いを投げかける中西の作品。その根幹には「光・時・色の三位一体」の探求があります。後年の彼の言葉を引用しながら、鑑賞者は新たな視点で絵画と向き合うことが促されます。

開催概要


  • - 会期: 2026年3月14日(土) - 6月14日(日)
  • - 会場: 国立国際美術館地下3階展示室(大阪市北区中之島4-2-55)
  • - 開館時間: 10:00 - 17:00(金曜は20:00まで)
  • - 休館日: 月曜日(5月4日は開館)、5月7日
  • - 観覧料: 一般1,500円(20名以上の団体割引あり)

展覧会は、中西の思考を通じて私たちに新たな絵画観を示してくれる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。


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