新宿で心をつなぐ音楽の祭典「こころのうた」開催決定！

世界の歌がつなぐ交流の場

2026年2月7日（土）、新宿区牛込箪笥区民ホールにて音楽を通じた国際交流イベント「こころのうた～Song of the Heart」が開催されます。このイベントは、認定NPO法人日本国際親善協会によるもので、令和7年度新宿区協働推進基金助成事業として実施されます。日本人と外国人がそれぞれの「心の歌」や「ふるさとの歌」を歌い合うことで、世代や国籍を越えて心を通わせる特別なフェスティバルです。

新宿区の多文化共生

新宿区は、約130の国や地域から4万人以上の外国人が暮らしており、その多様性は地域の魅力となっています。しかし、その一方で外国人住民と日本人住民の交流が少ないことも問題視されています。最近の調査によれば、外国人が日常生活で感じる「言葉の壁」や「友人が少ない」という課題が多く報告されています。ほとんどの外国人が日本人と関わりがないと感じる中、その理由として「話しかけるきっかけがない」と「交流する場がない」という意見が目立ちました。さらに、日本人高齢者の孤立が大きな社会問題となっている中、外国人高齢者も同様に孤立するリスクがあります。

音楽が生む共感と交流

このような状況を背景に、「こころのうた」は音楽を通じた交流の重要性を再認識させるものです。国際交流を促進するためには、互いの文化に対する理解を深める必要があります。調査でも、日本人と外国人の約50％が文化理解の必要性を認識していることが示されています。また、「お祭りやイベント」に対する関心も高く、交流のきっかけとなる場が求められています。

「こころのうた」は、世界各国の“心の歌”を共有することで、参加者が互いの文化や背景を知り、新たな友情を育むことを目指します。音楽の力で人々をつなぎ、心を通わせるこのイベントは、多文化共生に向けた第一歩です。

ステージ出演者を募集中

このイベントでは、事前に募集した20名の出演者が選ばれ、それぞれの「心の歌」を披露します。年齢や国籍、プロアマを問わず、多様な参加者を歓迎しています。また、来場者が一緒に歌える参加型コーナーも用意し、会場全体が一体となって音楽を楽しめる時間を創出します。

出演する方々には、賞状とドリンクチケットが贈呈され、その勇気を称えます。この催しは単なるエンターテイメントではなく、世代を越えた理解を促進する新たな舞台として、音楽を愛する方、国際交流に興味のある方の参加をお待ちしています。