和楽器の未来を切り拓く!三琴堂筝曲部の魅力
和楽器専門店・三琴堂が2025年4月25日よりスタートする「三琴堂筝曲部」は、人気箏奏者である大川義秋氏が特別講師として加わり、合奏を楽しむ新しいスタイルの教室です。このプロジェクトは、伝統文化である箏楽をより身近に感じ、多くの人々にその魅力を伝えることを目指しています。
プロジェクトの背景
三琴堂は横浜市に位置する創業45年の和楽器専門店で、箏や三味線、尺八を販売・修理しています。和楽器の普及を促進するため、様々なイベントや教室を開催してきました。その一環として、SNSで40万人以上のフォロワーを誇る大川氏とのコラボレーションが実現しました。
大川氏は、全国コンクールでの二冠達成や文部科学大臣賞の受賞歴があり、カーネギーホールをはじめとする国際的な舞台での演奏実績を持つ箏奏者です。彼の情熱と技術をもとに、三琴堂筝曲部は仲間と協力して音楽を創り上げる「部活動」という形をとっています。
部活動の特徴
三琴堂筝曲部では、以下のような特徴があります:
1.
小グループ制:各チームは6名の限定制で、全5グループが編成され、個々の成長をサポートします。
2.
月2回の練習:定期的な合奏練習を通じて、作品を完成させる喜びを体験します。
3.
独自の楽譜使用:大川氏が特別に書き下ろした楽譜を取り入れ、初めて箏に触れる方にも配慮した内容です。
4.
初心者も大歓迎:演奏経験が無い方でも楽しめるよう、3つの難易度に分かれたパートをご用意しました。
5.
卒業演奏会:2026年3月には卒業演奏会を予定しており、部員が一緒に成長する姿を披露します。
このような活動を通じて、大川氏は「みんなで合奏する楽しさを伝え、共に音楽をつくっていきたい」と語っています。音楽が人と人をつなげ、心を温かくする瞬間を共有できる環境を作り上げています。
大川義秋氏のストーリー
大川氏は1995年に福島県で生まれ、音楽に囲まれた環境で育ちました。震災の影響で埼玉に避難した高校時代、箏曲部に入部し、その美しい和音に心を奪われました。それから彼は、箏の魅力を伝えるべく様々な活動を行い、今では「箏男 kotomen」として広く知られています。
「和音の響きが美しく、心をつかまれる」と彼が箏との出会いを振り返るように、その音楽は多くの人に癒しと希望をもたらしています。現在もSNSを通じて、和楽器の魅力を発信し続けている彼は、次世代へとその文化を引き継ぐ重要な存在となっています。
初のイベント「ヤミ市ライブ」
三琴堂筝曲部のスタートを記念し、2025年5月17日には六角橋商店街で「ヤミ市ライブ」が開催されます。このライブイベントでは、大川義秋氏が出演し、観客に対して箏の美しい音色を届けます。入場は無料で、誰でも気軽に参加できる機会です。
「ヤミ市」は過去に1万人以上の来場者を迎えた伝統的なイベントであり、特設ステージで繰り広げられるライブは地域の人々だけでなく、観光客にとっても特別な体験となることでしょう。
三琴堂の未来への取り組み
三琴堂は、国内外に向けて和楽器の魅力を発信し続けることを目指しています。和楽器専門店として、楽器販売のほか、音楽イベントや教室を定期的に行い、地域の文化の発展に寄与しています。また、さまざまな会場での演奏や活動を通じて、多くの人々に和文化の楽しさを伝えています。
今後も「三琴堂筝曲部」を通じて、和楽器の未来を広げ、新しい音楽体験を創出していくことでしょう。一緒に豊かな音楽の時間を楽しんでいきませんか?
和楽器専門店「三琴堂」、そして箏奏者・大川義秋氏のこれからの活動にぜひご注目ください。