中古複合機利用の実態を探る
株式会社ベルテクノスが運営するOFFICE110は、234件の新規問い合わせログを分析し、中古複合機に関する相談傾向について調査を実施しました。調査期間は2022年12月7日から2026年2月28日までの間で、合計851件の問い合わせがありました。
調査の背景
中古複合機は、近年ではコストを抑えたい企業にとって魅力的な選択肢となっています。しかし、初期費用は安くても、導入後の保守契約や保証内容についての疑問・不安がつきまといます。特に、中小企業の担当者にとっては保守契約の内容や故障時の対応認識などが重要なポイントです。
調査結果の概要
調査の結果、中古複合機に関する相談が全体の66.9%、569件を占めていることが分かりました。新品複合機に関する相談は280件と、わずか32.9%であり、調査結果が示すものは、中古複合機の関心が高まっていることを裏付けています。
相談内容とその意義
依頼内容の具体的な内訳も明らかになりました。中古複合機に関する不安は主に以下の点に集中しています:
- - 保守契約が可能か:393件
- - リースと購入のどちらが有利か:55件
- - 階段搬入時の追加費用について:44件
- - FAX機能付きの選定:25件
- - 社内ネットワーク接続の可否:17件
これらの結果からは、購入価格だけではなく、保守契約や設定作業、追加費用なども含めたトータルコストの評価が必要であることが示唆されています。市場に出ている中古複合機は、見た目の価格の安さだけで判断するのは危険です。特に業務上の機能面での問題に直結しかねない要因に留意する必要があります。
中古複合機選定のポイント
中古複合機を選ぶ際は、以下の要素を考慮すべきです:
1.
保守契約の有無:導入後のサポートが得られるか。
2.
保証範囲:故障時の対応がどの程度か。
3.
カウンター料金:インク代、高額なトナー料金が発生しないか。
4.
搬入条件:特殊な設置条件が追加コストを発生させる可能性。
5.
必要機能:FAXやWi-Fi接続の可否など業務に必要な機能の有無。
これらの情報を事前に集めることで、導入後の認識の差や費用ギャップを防ぐことができるでしょう。
監修者のコメント
株式会社ベルテクノスの営業部長である千々波一博氏は、中古複合機が企業にとって経済的な選択肢である一方で、実際の運用においては導入後の運用可能性が重要だと強調しています。特に、中古の場合の保守契約や保証内容をしっかり比較検討することで、「安い」という単純な評価を超えた総合的な判断が必要です。
まとめ
今回の調査によって、中古複合機に関する関心が高まり、保守契約や導入後のトータルコストの確認が不可欠であることが明らかになりました。これからの複合機選定には、価格だけでなく多様な条件や要素を考慮に入れた慎重な判定がやはり求められています。今後は、透明性の高い見積もりが求められ、業界全体が情報を分かりやすく提供していくことが重要となるでしょう。