フジイフランソワの絵画で感じる神々とのつながり展

2025年2月5日から24日まで、東大阪市民美術センターにて開催される企画展「フジイフランソワムスヒのつれつらなりなり」。この展覧会では、日本画家のフジイフランソワが描く神々や自然とのつながりがテーマにされています。「ムスヒ」という言葉は、天地を生み出す神を意味し、その表現が作品の核をなしています。展覧会では、江戸時代の絵画から影響を受けたフジイのユーモラスな作品が紹介され、来場者は日本の神話や妖怪の世界を体験することができます。

フジイフランソワは静岡県生まれで、日本の伝統技法を駆使しつつ、現代的な素材や発想を取り入れた作品を生み出しています。その独特の視点から、動植物や八百万の神々、妖怪たちを描く彼の作品は、他のアートとは一線を画しています。個人蔵の《オオゲツヒメノカミ》や《ククリヒメ》など、展示される作品は日本の自然や文化への深い愛情が込められています。

また、同展では関連イベントも多彩に用意されています。2月15日には、フジイフランソワ自身が出演する雅楽ライブが開催され、会場は彼の作品世界をさらに引き立てる特別な空間になります。雅楽の美しい旋律に包まれながら、アートと音楽の融合を楽しむこのイベントは、定員100人で参加無料という嬉しい特典がついています。事前の申し込みは不要なので、ぜひ気軽にお越しください。

さらに、2月9日にはアーティストトークも予定されています。和菓子を味わいながら、フジイが自身の作品について語る貴重な時間です。各回6名までの事前申し込み制ですが、抹茶と和菓子が楽しめるお得な内容となっています。作品に隠された背景や制作秘話を知ることで、観覧者の理解が深まることでしょう。

加えて、ギャラリートークや赤ちゃんと一緒に参加できるツアーもあり、家族で楽しむことができます。小さなお子様を連れた方でも安心して参加できるので、ぜひ親子でお越しください。

本展は、東大阪市民美術センターの趣旨に基づき、文化の公共的役割を再確認するための展示です。観覧無料ということもありがたいですね。日本の豊かな風土と文化を再認識しつつ、フジイフランソワのユーモアあふれる作品を体験するこの機会をお見逃しなく！

美術展の詳細やお問い合わせは、公式HP（東大阪市民美術センター）またはお電話（072-964-1313）で確認できます。