建設現場のCO2集計を効率化する「TansoMiru」の導入
株式会社リバスタが手掛ける「TansoMiru(タンソミル)」は、建設業界に特化したCO2排出量の算定を可能にするクラウドサービスです。この度、株式会社安藤・間(安藤ハザマ)において、全4サービスが導入されたことが明らかになりました。
「TansoMiru」の導入背景
安藤ハザマでは、サステナビリティへの意識を高めるために様々な取り組みを行ってきました。2020年に掲げた長期ビジョン「安藤ハザマVISION2030」では「環境価値の創造」を重要テーマとし、2019年には「SBT」の認定を取得し、脱炭素社会の実現に向けて動き出しています。しかし、CO2排出量の算定には多大な手間がかかり、リアルタイム性が求められる中で、従来の手法では十分な迅速性を確保できませんでした。
集計作業の効率化
「TansoMiru」を導入することで、安藤ハザマは年間の集計作業量を約90%削減しました。このサービスは、現場で入力されたデータをリアルタイムで確認できるため、手作業でデータを送付・集約する必要がありません。特に、「TansoMiru 電力」や「TansoMiru 産廃」などのサービスを活用することで、自動でCO2排出量を算定することが可能となり、具体的な数値を迅速に把握することができます。
導入効果の明確化
安藤ハザマの導入方針に従い、2023年から2025年にかけて順次「TansoMiru」の各サービスを運用しています。データの入力も日数単位から時間単位への変更ができ、精度の向上も見込まれています。これにより、サステナビリティ関連の財務開示に関する課題もクリアになりつつあります。
今後の展望
安藤ハザマでは今後、さらに多くの作業所に「TansoMiru」を導入する計画を立てています。この方針について、経営戦略本部のESG戦略グループ課長である前野真吾氏は「全社的なCO2排出量の推移を把握しやすくなり、更なる利便性の向上につながる」と述べ、品質環境部長の平塚恵氏も「業務の中でCO2排出量の算定に必要なデータを蓄積できる環境が整いつつある」と期待を寄せています。
「TansoMiru」サービスの全貌
「TansoMiru」は、以下の4つのサービスを通じて構成されています:
1.
TansoMiru 管理:GHGプロトコルに基づいたCO2データの一元管理。
2.
TansoMiru 電力:電力データを利用した自動算定。
3.
TansoMiru 燃料:重機や車両の燃料使用に基づいたCO2排出量算定。
4.
TansoMiru 産廃:産業廃棄物に発生するCO2排出量を自動で算定。
まとめ
安藤ハザマにおける「TansoMiru」の導入は、建設業界におけるCO2排出量管理の新たな基準を示しています。リバスタが提供するこのサービスは、さらなるサステナビリティへの道筋を照らし、未来の建設現場を変革する力を持っています。