豊中市の文化遺産を守るためのクラウドファンディング
豊中市では、文化財の価値を未来へと繋ぐために、クラウドファンディングの取り組みを開始しました。このプロジェクトでは、国指定名勝の「西山氏庭園」、国登録有形文化財の「西山家住宅」、および大阪府指定文化財の「旧新田小学校校舎」の修繕を目的としています。
文化財についてのご紹介
西山氏庭園と西山家住宅
「西山家住宅」は、大正元年(1912年)に大阪南堀江の金物商であった西山丑之助によって購入され、当初は主屋をはじめ、洋館や離れ座敷などが建設されました。昭和15年(1940年)には、住宅庭園として「西山氏庭園」が整えられました。この庭園と住宅は、郊外住宅の名残を色濃く残しており、鉄道沿線における住宅庭園の典型的な事例としても知られています。平成19年(2007年)には西山家住宅が国登録有形文化財として登録され、令和元年(2019年)には「西山氏庭園」が国指定名勝に認定されました。
旧新田小学校校舎
一方、「旧新田小学校」は明治33年(1900年)に建設され、昭和48年(1973年)まで使用されていた、大阪府内で現存する最古の木造校舎です。この校舎は、大阪府指定文化財としても認められています。いずれの建物も、地域の歴史を知る上で貴重な文化遺産です。
クラウドファンディングの詳細
寄付の使途
このクラウドファンディングで集まった寄付金は、上記の文化財の修繕や維持管理に使用されます。特に、近年の災害や経年劣化により、これらの素晴らしい文化財の保全が急務とされています。
実施期間と目標金額
プロジェクトの実施期間は、2023年12月20日(金)から2025年3月31日(月)までを予定しています。目標金額は、西山氏庭園と西山家住宅の修繕に500万円、旧新田小学校校舎の修繕に40万円を設定しています。
寄付方法
寄付は、豊中市の寄付受付サイトから簡単に行えます。QRコードを活用して、ぜひ多くの方にご支援いただきたいと思います。
豊中市寄付受付サイトはこちら
文化財を未来に繋ぐために
豊中市は、地域の歴史や文化を未来へと繋ぐために、これらの文化財の保全に取り組んでいます。参加を通じて、地域の歴史や文化に触れる貴重な体験を提供し、その魅力を再発見してもらいたいと考えています。
皆さまのご支援が、豊中市の文化財を守る力となります。ぜひ、ご協力お願いいたします。