詩の世界に心ふるわせる『すきがいっぱい』
詩人・谷川俊太郎さんと直木賞受賞作家・西加奈子さんが共に贈る、待望の詩集『すきがいっぱい』が異例の発売前重版を決定しました!この詩集は、保育雑誌『PriPri』で長年にわたって連載されていた「詩のこだま」を基に、二人の往復書簡の形で詩が紡がれています。2022年5月から2024年8月まで続けられたこの連載は、初めて言葉に触れる子どもたちが楽しむ姿と、大人たちの心に響く言葉の美しさをテーマにしていました。
あなたの心に届く言葉のギフト
この詩集の中では、特に印象的な一作があります。それは、谷川さんが生前に子どもたちに向けた最後の詩「すき」と、それに対する西さんからの返事として書き下ろされた「すきがいっぱい」です。この二人の「すき」が交わって、詩集のタイトルが生まれました。読者は、この詩集を通じて、文学の楽しさや言葉の力を再発見することができるでしょう。
西加奈子さんの鮮やかな挿画も魅力
さらに、本書には西加奈子さんによる美しい挿画も収録されています。詩の内容を引き立てる挿絵は、視覚的な楽しさを提供し、特に小さなお子さんたちにとっては、言葉と共に見ることの喜びを体験できる素晴らしい要素となっています。また、装丁は鈴木成一さんが手がけており、洗練されたデザインが特徴的です。これにより、子どもから大人までが手に取る価値のある一冊に仕上がっています。
紀伊國屋書店限定の特典情報
この詩集は、全国の紀伊國屋書店にて取り扱いが幸いで、購入者にはオリジナルカードがプレゼントされます。数量が限定されているので、この機会をお見逃しなく。さらに、対象店舗で文庫本を購入すると、西加奈子さんのイラストを使用したオリジナルブックカバーも手に入れることができます。
著者プロフィール
谷川俊太郎
東京生まれの詩人であり、第一詩集『二十億光年の孤独』を1952年に発表。以降も多くの詩集を生み出し、2024年に92歳で亡くなるまで、日本の詩の世界で重要な存在でした。
西加奈子
1977年イラン生まれで、エジプトや大阪で育ちました。2004年にデビューして以来、数々の賞を受賞しており、近年は初のノンフィクション作品『くもをさがす』に取り組んで注目を集めています。
刊行情報
- - 書名:すきがいっぱい
- - 著者:谷川俊太郎、西加奈子
- - 発売日:2025年12月15日(月)
- - 定価:1,870円(税込)
- - 仕様:B5変型・56ページ
- - 発行:株式会社世界文化ワンダーグループ
この詩集を手に取ることで、詩の持つ力と魅力を再発見できることでしょう。皆さんも素敵な「すき」が見つかることを願っています。