BUCK∞TICK TOUR 2025 -ナイショの薔薇の下- がWOWOWで独占放送!
2025年3月8日(日)午後9時から、BUCK∞TICKの特別ライブ「ナイショの薔薇の下」at 日本武道館がWOWOWで独占放送されます。これに先駆け、このライブの魅力をレポートいたします。
新体制となったBUCK∞TICKは、昨年12月にオリジナルアルバム『スブロサ SUBROSA』をリリース。そのアルバムを引っ提げたツアーファイナルとなる日本武道館公演は、彼らの新たなスタートを象徴する重要なイベントです。
ライブが始まると、厳かなSEに合わせて薔薇のモチーフを刻んだ幕が上がります。会場は大きな歓声で包まれ、メンバーが定位置に着く様子に、観客も興奮の渦に巻き込まれていきます。ちなみに、樋口豊の凛とした立ち姿はまるで祈りを捧げているようで、心を打たれます。アンコールの1曲目「百万那由多ノ塵SCUM」は、今井寿がギターのコードを優雅に奏でながら「俺たちは独りじゃない」と力強く歌い上げ、メンバー全員が一体感を生んでいきます。この序曲的なバラードは、ライブの幕開けにふさわしいものです。
その後、今井が「フ~!上がっていくよ!」と叫ぶと、場の雰囲気は一変。ダークでゴシックな美しさが消え去り、スチームパンクの世界観が広がります。LEDヴィジョンに走る稲光、立ち込めるスモーク、照明が織り成す映像に圧倒される観客は、BUCK∞TICKのライブの魔法を体感します。
この日は、新体制の初シングルである「雷神 風神 – レゾナンス #rising」の初披露もありました。双子のボーカルが織り成すアンサンブルは、まるで新たな息吹を吹き込まれたように響き、観客もそのエネルギーに引き込まれていきます。2台のシンセサイザーを使ってのパフォーマンスは、BUCK∞TICKならではの前衛的な演出と称賛を集めています。
続く楽曲では、アルバム『スブロサ SUBROSA』の収録曲が次々と披露されました。表題曲「スブロサ SUBROSA」では、今井がアグレッシブにラップを開始し、星野英彦がメタル・パーカッションを打ち鳴らす様子が、非常に印象的でした。「From Now On」では、星野が短い英語フレーズを繰り返し、ミステリアスな演出で観客を惹きつけます。インスト曲「ストレリチア」の披露では、シュールレアリスティックなアニメーションが加わり、視覚でも楽しませてくれました。
新体制のBUCK∞TICKは、ただ音楽を演奏するだけでなく、観客とのコミュニケーションも楽しむスタイルを取り入れています。これまであまり長くMCをしなかった彼らですが、新たなフロントマンがファンを煽ることで、ライブの中に新しいグルーヴ感が生まれています。今井が独特な言葉選びで曲を紹介する様子は、まるで詩を詠むようで、ただのライブではない特別な体験を提供します。
加えて、ヤガミ・トールのドラムが強力なビートで会場を盛り上げ、樋口の華やかなパフォーマンスも目を引きました。「武道館!腰を振ってもらえますか?」と星野が呼びかけると、会場の一体感が高まります。絶望を歌う「絶望という名の君へ」では、星野がファルセットで感情を込め、 audienceの心を捉えた。続く「神経質な階段」でのパフォーマンスは、観客を夢のような世界に誘います。
そして、本編ラストに待っていたのは、新生BUCK∞TICKを象徴する楽曲の数々です。「プシュケー – PSYCHE -」では、星野の力強いボーカルが印象的で、「ガブリエルのラッパ」に突入するシーンでは、樋口が儀式的な動作で観客を魅了します。「黄昏のハウリング」では、深いテーマに取り組みながら、今井の魂の叫びとも言えるギターソロが観衆を圧倒します。
公演の最後には、気持ちを込めた挨拶がありました。今井は「美味しい、気持ちいい乾杯がこれでできます!」と感謝の意を表し、星野も投げキッスで感謝を伝えます。ライブは大盛況に終わり、ファンは新たなBUCK∞TICKの姿に希望を感じたことでしょう。彼らの進化をぜひWOWOWでご覧ください。