AI導入の進捗と利益向上に関する新たな調査結果
株式会社PRIZMAが実施した最新の調査によると、年商5,000万円以上の企業におけるAI活用の実態が明らかになりました。507人の経営者や役員を対象にしたこの調査では、AIを導入した企業の約7割が「利益が増えた」と感じていますが、一方で約3割はプロンプトの格差による運用の壁に苦戦していることが分かりました。
調査の背景
AIの導入が進む中、企業は効率化やコスト削減を図るためにこの技術を活用しています。しかし、実際のところ、売上や利益の向上に結びついていない企業も少なくありません。今回の調査では、AIを営業利益にどのように活用しているか、実態を探るために行われました。
調査結果の概要
調査の結果、AIを業務に導入した企業の中には、売上高の向上を目的としてAIを利用している企業が多く、約7割が利益の向上を実感しています。一方で、コスト削減を目的にAIを導入した企業のうち半数以上が「営業利益が変わらない」と回答しました。このことから、目的によってAI導入の成果に違いがあることが明らかになっています。
売上向上と利益の関係
調査によると、AI導入の目的が「売上高の向上」であった場合、大幅に利益が伸びたと回答した企業は34.4%、やや伸びたという回答も合わせると約7割に達しました。一方で、コスト削減を目的とした企業では、大幅に伸びたが8%、やや伸びたが37.7%で、合計しても45.7%にとどまる結果となりました。「売上高の向上」と「コスト削減の両方」を狙った企業では、最も多い57.3%が「利益は変わらない」と回答しました。これは、コスト削減が即時の成果をもたらすかもしれませんが、最終的な利益の増加にはつながりにくいことを示唆しています。
AI導入の目的による傾向
年商が大きい企業ほど、AIの導入目的は「売上向上とコスト削減の両方」にシフトしていることも分かりました。特に年商100億円以上の企業では、37.9%が両方の目的を挙げています。これは、予算やリソースに余裕がある大企業が、より戦略的にAIを活用しようとしていることを反映しています。
運用における課題
調査では、AIを業務に導入した企業が直面している運用上の課題についても触れられています。一番多くの企業が抱える悩みは、プロンプトをうまく作ることができる人材が限られており、「利用格差」が生じている点です。次いで、アウトプットの質が「中途半端」で、人間が手直しする方が早いと感じる企業も多いとの結果が出ています。これは、AIの質に関する問題だけでなく、運用方法にも工夫が必要であることを示しています。
まとめ
PRIZMAの調査により、AI導入による成果の実態が明らかになりました。「作業の時短」に留まるのではなく、利益に直結させるための戦略が求められています。経営者がAIをどのように活用し、どのように利益向上に結びつけているか、その実態や具体的な活用事例は、調査レポートで詳細に紹介されています。AI活用に課題を感じている方々は、ぜひレポートをダウンロードし、現状の改善に向けたヒントを見つけていただきたいと思います。