ダスキン レントオールと減災ソリューションズが防災協定締結
2023年6月27日、ダスキン レントオールと減災ソリューションズが防災・減災をテーマにした相互協力協定を結びました。この協定は、地域の防災力を向上させることを目指すもので、両社の知見とネットワークを活かして多様な取り組みを実施します。
協定締結の背景
近年、日本は台風や豪雨、地震などの気象災害に直面しており、その頻度が増しています。加えて、政府は防災庁の設立準備を進めており、防災体制の強化が緊急の課題となっています。ダスキン レントオールは、2022年7月からスタートした「防災サポートサービス」を通じて、避難所の設営や衛生管理を行い、地域の安全を守る重要な役割を担っています。
これに加え、ダスキンは地域の自治体と災害協定を結んでおり、2025年5月時点で95の自治体と提携しています。これにより、地域における防災力の重要性が一層強まり、各地の支援活動が促進されています。
相互協力協定の内容
協定の目的は、地域防災の強化や防災意識の向上を図ることです。ダスキン レントオールと減災ソリューションズは、それぞれの専門知識を活かして自治体や企業に対し、効果的な防災対策を提供します。この取り組みにより地域の実情に即した実効性を持つ防災体制を構築することが期待されています。
今後の展開
ダスキン レントオールは、減災ソリューションズとの連携を通じて「防災サポートサービス」を進化させる計画です。具体的には、以下の3つのパッケージを展開予定です。
1.
地域減災パッケージ: 地域の減災力を向上させるため、効果的な防災訓練の企画・運営をサポート。
2.
災害対策本部運営パッケージ: 災害発生時の情報混乱を回避するための実践的な訓練を支援。
3.
避難所運営パッケージ: 発災から避難所を運営するための訓練を実施。
特に「地域減災パッケージ」では、減災ソリューションズが開発した「Rescue Training Module」を借り受けることにより、実践的かつ安全な救助訓練を提供します。これにより、費用を抑えつつ高品質なトレーニングが実現できます。
両社の代表メッセージ
協定締結に際し、両社の代表がそれぞれの思いを語っています。減災ソリューションズの加古社長は、「ダスキンの豊富なネットワークを生かし、社会全体の防災意識と能力向上に寄与したい」と述べました。
一方、ダスキンの大久保社長は、「自助、共助、公助の意識向上を図る中で、地域社会の安全・安心を実現することに全力を尽くす」と意気込みを示しました。
まとめ
ダスキン レントオールと減災ソリューションズの協力による新しい防災取り組みが始動します。地域の安全を高めるための重要な第一歩として、多くの関係者がこの取り組みを支えていくことになるでしょう。これからの展開に注目です。