ONENESSの新たな音楽の形
ヒップホップクルーONENESSが、新たなアルバム『203 (GlassSet EP Remix)』のリリースを発表しました。このアルバムは、彼らが東京都・平和島を拠点に作成した初のアルバムを元に、世界的に活躍するビートメーカーのgrooveman Spotが全曲リミックスを施したものです。2025年6月18日にCDとLPの両方で発売され、その内容に注目が集まっています。
ALBUMの背景と制作秘話
ONENESSは、ラッパー、DJ、ビートメーカー、さらにはフォトグラファーやクリエイターという多彩なメンバーからなるヒップホップクルーです。彼らは2019年末にリリースした『GlassSet EP』を自ら焼き回し、手作業でCD-Rを作成していました。デュプリケーターの購入を決意し、真夏にパンツ一丁で騒ぎながら増産作業をしていたのは、彼らにとって忘れられないエピソードです。
このEPは、当初はインストゥルメンタルビートを使用していたため、配信を考えていなかったとのこと。しかし、海外ラッパーのリミックスに魅了されていたONENESSは、ひょんなことからgrooveman Spotに連絡を取り、音源を送信しました。すると、彼からの反応は想像以上に良く、これが新曲「203」へとつながることとなりました。
リミックスの魅力
リミックスされた楽曲は、ただの再構築ではなく、楽曲の本質を捉えつつ新たな生命を吹き込まれています。アルバムの1曲目『test』では、アグレッシブなスネア音が心を動かし、grooveman Spotの生スクラッチが魅力的に響きます。続く『I will be』では、元々のテンションを或るセンスでマジックのように緩やかに変化させ、聴く者をリラックスさせるメロディへと導きます。そして最終トラック『スーパーボール』では、松重豊さんの声をサンプリングし、ONENESSのライブでも愛されている曲に仕上げています。
ボーナストラック「Drop Down Street」
特筆すべきはボーナストラックの『Drop Down Street』です。この曲は203配信の前後に制作され、作品全体の雰囲気をより一層高める要素となっています。ONENESSの原点を象徴するこの曲で、彼らの音楽の流れを感じていただけます。
まとめ
新しい『203』は、ONENESSの音楽の過去、現在、そして未来に対する思いが詰まった作品です。ファンの皆様に支えられながら、彼らのナンバーを楽しんでいただき、今後の活動にもぜひご期待ください。また、この作品を通じて特別な体験を届けてくれるONENESSに感謝の気持ちを込めて、私たちもその音楽を楽しみましょう。音楽は、今も続いているONENESSのノリを楽しむための大切なツールなのです。