オランダパビリオン移築
2026-07-02 13:57:32

オランダパビリオンの譲渡契約締結、未来へ繋ぐ建設の挑戦

オランダパビリオンの譲渡契約締結と移築プロジェクトの重要性



2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)に関連するオランダパビリオンについて、株式会社淺沼組が進めている移築プロジェクトが新たな段階に進展しました。2026年6月29日、オランダパビリオンの所有権が、設計・建設を行ったコンソーシアムAND (A New Dawn) B.V.から株式会社パソナグループに譲渡される契約が締結されました。この譲渡契約は、移築計画を具体化する上で重要な出来事となります。

当初の基本合意契約が2025年4月に締結された後、この譲渡契約は、兵庫県・淡路島への移築に向けた取り組みを本格化させる大きなステップとなりました。今後、淺沼組は、解体した部材の保管・管理を行い、再建築に向けた準備を進める意向主です。

循環型建築としてのオランダパビリオン



オランダパビリオンは、移築にあたり循環型建築としての理念が重視されています。このプロジェクトは、解体後も構造物を再利用することを前提に設計されており、外観や構成を大きく変更せずに新たな場所へと引き継がれることが期待されています。淺沼組は、パビリオンの設計段階から施工、解体に至るまで、一貫して携わり、各部材の管理を徹底しました。施工の際には、各部材をナンバリングし、移築後の再利用を視野に入れた施工・管理が行われています。

解体作業では、一般的な手法とは異なり、移築を見越して各部材を丁寧に扱い、一つひとつの品質を考慮しながら分解しています。現在、解体された部材の保管と維持管理を担っており、環境管理や状態確認を行いながら、再利用に必要な準備を進めています。

譲渡契約締結式の開催



そして、譲渡契約締結式が実施され、オランダ総領事Sandra Pellegrom氏や、株式会社パソナグループの若本博隆氏、AND B.V.の関係者が出席しました。この式典では、大阪・関西万博のレガシーを継承していく意義や、プロジェクトに関わる人々への感謝が述べられました。
浅沼組の社長、浅沼誠は「部材の『声』を聴くように向き合い、その価値を損なうことなく次へ引き継ぐことが私たちの使命です」と話しました。

未来へつながる取り組み



オランダパビリオンの移築は、単なる建築プロジェクトにとどまらず、限りある資源を有効に活用しながら、次世代へと建築の価値を伝える重要な試みです。これにより、持続可能な社会を目指す循環型の取り組みに貢献することが期待されています。

移築先である淡路島における再建築の具体的な計画も進められ、関係者と連携しながら、オランダパビリオンの価値を次の世代へと繋いでいく所存です。近年、資源や環境への配慮が強調される中、淺沼組の取り組みは未来への希望の象徴とも言えるでしょう。今後の進展にも注目が集まります。


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