地域の救急医療を強化する新たな挑戦
大阪府大阪市に本社を構える医療法人医誠会は、地域の救急医療体制を支えるためにクラウドファンディングによる新救急車の導入を成功させました。2024年12月20日、医誠会国際総合病院で新しい救急車のお披露目会が行われ、152名の支援者より集った総額は3,362,794円にも上りました。
クラウドファンディングの背景
地域の救急搬送件数が年々増加している中、医誠会国際総合病院では「無料救急搬送」の体制を強化することが必要だと判断しました。この取り組みは、救急車の台数を増やし、広域医療への貢献を目指して行われたものです。クラウドファンディングは2024年8月31日に終了し、多くの地域住民や企業、病院関係者の支援を得ることができました。
新救急車の紹介
導入された救急車は、中古ハイメディック車で、広い車内には最新の医療機器やストレッチャーが整然と配置されています。また、電源設備も完備されており、安定した走行性能を保つことで迅速な搬送が可能となっているのです。この新たな救急車の導入により、医誠会国際総合病院では無料救急搬送の受け入れ件数が増えることが期待されています。
お披露目会の模様
新救急車のお披露目会は、医療複合施設「i-Mall」北棟アートストリートにおいて開催されました。支援額が10万円以上の支援者11名が参加し、救急車の内覧とともに、専門の医療関係者から救急医療体制についての説明を受けました。また、併設のヘルシーカフェ「さくらテラス」では軽食を楽しみながら、救急医療の現状と重要性について理解を深め合いました。
リターンの内容
支援者のために用意されたリターンには、様々な特典がありました。具体的な特典内容は以下の通りです:
- - 3,000円:お礼のメッセージあり
- - 10,000円:お名前を病院HPに掲載(1年間)
- - 30,000円:救急車活動報告(PDF)送付
- - 50,000円:院内サイネージへのご芳名掲載
- - 100,000円以上:新救急車お披露目会へのご招待
このようなシステムにより、支援者はその活動に直接関与し、地域医療に貢献する喜びを感じることができます。
医誠会の活動と今後の展望
医療法人医誠会は、1979年に大阪市で創立され、現在は全国に病院やクリニック、介護施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は47診療科目を有し、24時間365日救急医療を提供する体制が整っています。「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、多くの救急患者を受け入れています。
令和3年度においては救急搬送件数が大阪府で第1位、全国で第10位となり、この新しい救急車で更なる医療体制の充実を図っていくことでしょう。地域住民の信頼に応えるため、医誠会は今後も努力を続けていきます。
地域住民の皆さんの協力により、医療サービスは一層強化され、安心した生活が提供されることでしょう。医誠会国際総合病院の今後の取り組みにも、ぜひ注目してください。