大阪・関西万博でパキスタンのピンクロックソルトが持つ可能性を探る

大阪・関西万博とパキスタンのピンクロックソルト

2025年に開催される大阪・関西万博では、様々な国が自国の優れた文化や技術を紹介しますが、特に注目を集めているのがパキスタンのピンクロックソルトです。この貴重な天然資源をテーマにしたパネルディスカッションが、6月20日（金）に行われました。イベントは「健康とウェルビーイング週間」の一環で、パキスタン鉱物開発公社（PMDC）と貿易開発庁（TDAP）共催で開催されました。

ピンクロックソルトの多様な可能性

パネルディスカッションでは、ピンクロックソルトが単なる鉱物資源ではなく、現代のウェルネス市場で十分な価値を持つ製品であることが強調されました。PMDCのマネジング・ディレクター、アサド・アフマド氏は、「ピンクソルトは栄養補助食品としての性質を持ち、さらには治療用途での利用も期待される次世代の『ヘルスブランド』である」と述べています。アフマド氏は、日本を含む国々との連携を呼びかけ、開発や流通面でのさらなる協力を期待していました。

豊かな文化と自然の魅力

さらに、このイベントでは、パキスタンの塩鉱山やケウラ鉱山の驚くべき美しさを紹介する公式ドキュメンタリーフィルム『一粒の塩の中に広がる宇宙』が上映されました。映像は、パキスタンの自然の美しさと、その資源が持つポテンシャルを映し出し、参加者たちに深い印象を与えました。

市場開拓への戦略

また、ムハンマド・ナエーム氏が語るように、パキスタン産ピンクロックソルトは国際的には知られているものの、その真のポテンシャルはまだ十分に引き出されていません。ブランド構築の戦略や、地理的表示（GI）保護の必要性が議論され、新たな市場開拓の方向性が示されました。プロダクトの多様化や供給チェーンの強化により、パキスタン産ピンクソルトの競争力が向上するとの見解が示され、参加者たちはその展望に期待を寄せました。

パビリオンでの展示とことなる魅力

パキスタンパビリオンには、実際にピンクロックソルトが展示に使用されており、自然・伝統・イノベーションというテーマが具現化されています。この展示は、パキスタンの文化を世界に広めるだけでなく、未来への大きな展望を持つプラットフォームとしての役割も果たしています。

参加方法と今後の情報

このパネルディスカッションの録画は、こちらからご覧いただけます。また、パキスタンパビリオンの詳細は、公式サイトでチェックしてください。

また、パキスタンの公式SNS（Instagram、Twitter、Facebook、LinkedIn、TikTok）でも最新情報を配信中です。アカウントは@pakatworldexpoです。

万博の主旨とパキスタンパビリオンの意義

2025年大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、国際的な課題解決を目指した革新的なアイデアが発表されます。パキスタンパビリオンは「一粒の塩の中の宇宙」というテーマで、国の豊かな文化や創造性、哲学的な精神性を体現しています。訪れる人々には深い感動をもたらし、国際的な対話や協力を促進することを目指しています。

今後も、大阪・関西万博やパキスタンの魅力を発信し続けますので、ぜひご注目ください。