UNITED PRODUCTIONS、CM制作事業に本格参入
映像制作会社であるUNITED PRODUCTIONSが、新たにCM制作事業に本格的に着手することを発表しました。東京都渋谷区に本社を構え、多様な映像コンテンツの制作を行ってきた同社は、今後、テレビ番組やドラマ、映画、ミュージックビデオなどの制作実績を最大限に活用し、新しい顧客の開拓と高品質なCM制作を目指していきます。
クリエイティブプロデューサー吉良秀和氏が参画
今回のCM制作事業への本格参入にあたり、広告代理業を展開するノバセル株式会社でクリエイティブプロデュースの責任者を担っていた吉良秀和氏が、12月1日付けでUNITED PRODUCTIONSに加わりました。吉良氏は大手広告制作会社で数多くの大型広告プロジェクトを手掛けてきた実績を持ち、CM制作の新たな可能性を引き出すための重要な戦力となるでしょう。
吉良氏は2006年に電通クリエーティブXに入社し、その後、様々な大型案件を担当した経験があります。さらに、ラクスルへの転職後、広告代理業務の立ち上げに貢献し、ノバセルとして分社化するまで成長させました。彼の豊富な経験はUNITED PRODUCTIONSのCM制作事業のスタートにおいて重要な役割を果たすことになるでしょう。
吉良氏の思いと展望
吉良氏は、森田社長と初めて会った際にUNITED PRODUCTIONSのビジョンを聞き、「映像制作の総合商社」を目指すためのCM制作事業の開始に非常に興味を持ちました。自身が培ってきたプロデュース力や広告制作会社での経験を活かし、UP独自のクオリティの高いCM制作を実現するという期待に胸を膨らませています。
再び事業立ち上げに参加できることに対して吉良氏は大変ワクワクしており、今後の展開に対しても期待を寄せています。
CM制作事業の目指す方向性
UNITED PRODUCTIONSは、今後のCM制作事業において企画、制作から編集、MA(音声編集)、納品などを一貫して行う「UP独自のクリエイティブエージェンシー」の設立を目指します。このワンストップサービスは、クライアントに対してより迅速かつ高品質なサービスを提供することを可能にし、競争の激しいCM市場での強みとなるでしょう。
現在、CM制作事業部では新たな仲間を求めており、採用ページを通じて応募を待っています。映像制作に情熱を持つ方々にぜひ参加していただき、共に新しい未来を築いていきたいとしています。
UNITD PRODUCTIONSの実績と今後の挑戦
UNITED PRODUCTIONSは、テレビ番組やドラマ、映画、ミュージックビデオなど幅広いジャンルの映像作品を制作してきた実績があります。特に2023年には日本アカデミー賞で6部門の優秀賞を獲得した『流浪の月』の製作や、ギャラクシー賞受賞のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の制作協力など、高い評価を得ています。また、2023年にグローバルをターゲットとしたコンテンツ戦略を進めるために、TOKYO ROCK STUDIO株式会社を設立し、2024年にはホラーエンターテインメント市場でも新たな挑戦をする意向を示しています。
このように、UNITED PRODUCTIONSは今後のCM制作事業を通じて新たなビジョンと価値を提供し、映像制作における革新を進めていくことでしょう。