新東宝キネマノスタルジアからの注目作品
新東宝キネマノスタルジアが贈る名作コメディ3作品、
『アツカマ氏とオヤカマ氏』、
『青春怪談』、
『億万長者』が、2025年7月2日にDVDとしてリリースされます。これを機に、それぞれの作品の魅力に迫ってみましょう。
『アツカマ氏とオヤカマ氏』
この作品は、千葉泰樹が監督を務めたサラリーマン喜劇で、強烈なキャラクターが織りなすアンサンブルコメディです。セールスマンの「アツカマ氏」を演じる小林桂樹は、自由でずうずうしい性格の持ち主。彼の厚かましい行動が周囲をどう変えていくのか、ユーモラスに描かれています。さらに、上原謙演じる厳格な上司「オヤカマ氏」との掛け合いが、心温まる笑いを生み出しています。
ストーリーは、富士スクーターの東京支店での出来事から始まります。新たに転勤してきたアツカマ氏は、周囲の反発をものともせず、次々と成果を上げていきます。しかし、その影には古参社員や上司たちの苦悩が隠れており、世の中の厳しさも垣間見えます。
『青春怪談』
次に紹介するのは
『青春怪談』です。こちらは獅子文六の同名小説を基にしており、世代間の価値観の対立やジェンダーにまつわる問題を描いています。時代を反映したテーマが盛り込まれており、現代にも通ずるメッセージが感じられることでしょう。
ストーリーは、結婚を考える若いカップルと、彼らの親世代の再婚を巡るドタバタ劇です。さまざまな人物が絡まり合い、ユーモア満載の展開が楽しめます。LGBTQ+の視点も取り入れられ、笑いながらも考えさせられる内容に仕上がっています。
『億万長者』
最後は
『億万長者』です。こちらは税務署員を主人公にした風刺コメディで、現代社会の矛盾や問題を鋭く描き出しています。市川崑が監督しており、彼の独特な視点で、脱税や政治腐敗の問題がシニカルに取り上げられています。
主人公の香六は小心者で冴えない性格。彼が引き起こす騒動が、コメディとしてだけでなく、社会への警鐘としても機能します。登場人物たちの奇想天外な行動が続出し、視聴者を飽きさせません。
発売情報
これらの作品は、2025年7月2日に発売され、価格は『青春怪談』が¥4,180(税込)、『アツカマ氏とオヤカマ氏』『億万長者』はそれぞれ¥3,080(税込)となっています。いずれもHDリマスター版で、当時の魅力がそのまま蘇ってほしいと思います。
これらのDVDを手に取り、懐かしい時代の映画の魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?ブラウン管から飛び出すかのようなキャラクターたちの活躍をお楽しみに!
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