スシロー、マレーシア初出店の背景と魅力
2024年2月7日、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)が新たにマレーシアのクアラルンプールに「スシロースリアKLCC店」をオープンしました。これは、F&LCにとって日本以外での10店舗目、さらに海外事業としては200店舗目の節目となります。スシローは、これまでシンガポールやタイ、インドネシアといった国々に進出しており、高まる海外需要に応える形での成長が注目されています。
日本の味を世界へ
F&LCは「美味しさを変え、世界に喜びを広める」というビジョンを基に、海外における飲食業の拡張に注力しています。スシローの成功の鍵は、日本のすし職人が吟味した“うまいすし”をそのままの形で提供すること。マレーシアへの進出においても、この理念をくずすことなく、現地の文化や食習慣に合わせたメニューの提供を心掛けています。
マレーシア初出店の特徴
「スシロースリアKLCC店」は、クアラルンプールのランドマークであるペトロナス・ツインタワー直結の大型商業施設、スリアKLCCに位置しています。オープン当日は、多くの来客があり、特に駐マレーシア日本国大使の四方敬之氏らを迎え、獅子舞が披露されるなど盛大なセレモニーが行われました。従業員の長船匠氏は「美味しいすしで心を満たされる特別な時間を提供したい」との期待を込めて挨拶しました。
オープン初日から、店舗は大盛況で、お客様からの温かいメッセージも寄せられました。この成功の秘訣は、スシローのクオリティに対するこだわりだけではなく、現地の人々に愛されるよう配慮し、ムスリムフレンドリーなメニューを提供することにもあります。すべてのメニューが「ノーポーク・ノーラード」となっており、多様な文化が交錯するマレーシア市場への適応が図られています。
継続的な海外展開の決意
F&LCの海外事業は2011年よりスタートし、ここ数年で急成長を遂げています。2023年度末には135店舗を展開し、2024年度末には182店舗を目指しています。また、世界中から高い関心を集めた2020年ドバイ国際博覧会での出店など、アジアだけでなく、北米市場への展開も視野に入れています。
今後も「スシロー未来型万博店」の出店を含め、理念のもとにクオリティと新しい価値の提供を追求していく姿勢が期待されています。スシローの成長物語はまだまだ続き、次の舞台へと向かっています。
まとめ
スシローがマレーシアに初出店したことにより、日本の食文化がまた一つ新しい場所へと広がりました。店舗の開店にあたり、お客様との結びつきや、現地の文化を尊重した運営が見えます。スシローは今後、さらに多くの国に日本の美味しいすしを届けていくことでしょう。期待が膨らむスシローの挑戦に、今後も目が離せません。