八尾市発掘成果展
2025-03-10 12:41:30

八尾市で魅力満載の発掘成果展「七重塔を支えた基壇の構造」を訪ねて!

発掘の魅力を体感!八尾市由義寺跡の展示



令和7年度、八尾市観光・文化財課による魅力的なイベント、史跡由義寺跡第6次発掘調査成果展「七重塔を支えた基壇の構造」が4月18日から開催されます。この展示では、奈良時代の貴重な遺物とその歴史が明らかにされ、市民や観光客にとって興味深い体験が提供されることでしょう。

由義寺の歴史


由義寺は奈良時代後半に建立され、称徳天皇と道鏡が造営に関与した重要な寺院です。長年にわたり、その所在地が不明だった由義寺ですが、平成28年に行われた発掘調査で、大量の奈良時代の瓦が発見されました。この調査は、歴史の再構築へとつながる重要なステップとなったのです。その後の調査で、約20メートルの塔の基壇が発見され、平成30年には国の史跡に指定されました。

発掘調査の成果


令和6年度に実施された第6次調査では、塔の基壇の下部が以前の建物の基壇を用いて地盤を補強して構築されていたことが判明しました。この重要な発見は、当時の技術や工法を解明する大きな手がかりとなります。本展示では、前身建物の基壇部材が展示されており、基壇の構造やその施工過程を紹介します。これにより、観客は過去の建築技術に触れることができる貴重な機会となるでしょう。

展示会の詳細


この素晴らしい展示は、八尾市立歴史民俗資料館にて、4月18日から7月23日までの間、開催されます。入場料は、大人220円、学生110円と手頃な価格で、団体での観覧の場合はさらに割引も用意されています。毎月第1日曜日には無料観覧日も設けており、誰でも気軽に足を運べる環境が整っています。

アクセス情報


八尾市立歴史民俗資料館へのアクセスは非常に便利です。近鉄電車を利用すれば河内山本駅から徒歩約8分、自動車の場合も便利な道沿いに位置しています。訪問する際は、ぜひこの機会に立ち寄ってみてください。

考古学系講座のお知らせ


さらに、展示とは別に考古学系講座も開催されます。「前身建物部材を使った基壇下の地盤補強」というテーマで、発掘調査の専門家である河村卓氏が講師を務める予定です。この講座は5月6日(火・祝)に行われ、参加は当日先着60名で受付けます。興味のある方はぜひお見逃しなく。資料代も200円とお得です。

この展示を通じて、古代の日本を感じるとともに、歴史に対する新たな視点を得られることでしょう。ぜひ、お友達や家族と一緒に足を運んで、八尾市の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 八尾市 由義寺 発掘調査

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。