岡山大学がインド・プネ市での交流を通じて国際協力を深化

2025年11月、岡山大学の那須保友学長はインド・マハーラーシュトラ州プネ市を訪れ、友好の歴史を振り返りながら、今後の協力強化に向けた意見交換を行いました。この訪問は、2006年に締結された岡山県とプネ市の友好交流協定の一環であり、地域間及び大学間の国際協力を推進する重要な機会となりました。

那須学長は、岡山とプネの交流の象徴である「プネ岡山友好公園」を訪れ、地域住民との関係を深めました。また、プネ市内の4つの大学とともに、教育や研究、学生交流に関する協議も行われ、特に共同研究や研究者・留学生の受け入れ・派遣において、今後の連携について活発な意見が交わされました。これにより、両地域の大学が互いの強みを活かし、持続可能な社会の実現に向けたプロジェクトを進めていく方向性が示されました。

さらに、那須学長はプネ岡山友好公園で開催された文化事業「Konnichiwa Pune2025」にも参加し、スピーチを行いました。このイベントでは、プネ市の大学生による茶道や生け花の披露、日本語の歌唱などが行われ、多くの参加者が日本文化に触れる貴重な機会となりました。プネの人々が日本に高い関心を寄せていることを肌で実感することができました。

岡山大学は、今回の訪問を契機に地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たすため、今後も岡山県とプネ市の姉妹都市関係を基にした国際協力を推進していく方針です。このような活動を通じて、地域の特色を活かした共同プロジェクトや文化交流プログラムの構築を目指し、さらなる交流の深化を図ります。

プネ市との連携を強化することにより、岡山大学は国内外の大学とともに、持続可能な社会の実現に貢献し、より良い未来を築いていくことを目指しています。今後も岡山大学の取り組みにご期待ください。