大阪文化服装学院の榎本麻鈴さんが国際ファッションコンペで輝く
大阪文化服装学院(OIF)の卒業生である榎本麻鈴(えのもとまり)さんが、リトアニアのヴィリニュスで行われた国際ファッションコンペティション「INJEKCIJA」において、最上位受賞者「Laureate(ローリエイト)」の一人に選出されました。このコンペでは、榎本さんが唯一の日本人デザイナーとして選ばれ、高い評価を受けています。
INJEKCIJAは、独自の視点と表現力を重視する国際的なファッションコンペであり、トレンドに流されない斬新なアイデアやコンセプトが評価されます。単独の最優秀賞(グランプリ)がないという珍しい形式で、その年の優れた作品が専門の審査員によって選ばれます。審査員は、国際的に評価されるアーティストやデザイナー、クリエイターたちで構成され、ファッションとアートの界を越えた多様な視点から選考が行われるため、榎本さんの受賞は特に意義深いものです。
榎本さんのコレクション「Set Off – Enjoy the Change」は、OIF在学時に制作されたもので、明確なコンセプトと統一感ある世界観が高く評価されました。審査基準がアート性や独自性を重視している中で、榎本さんの作品はその期待に応え、多くの注目を集めました。受賞に際して、榎本さんは「Polimodaへの留学中、海外のコンペに挑戦したいと思ってポートフォリオを送りました。最終審査会では、周りに知っている人もおらず、言葉もわからない中で素晴らしい評価をいただけて、自分の人生の中で特別な経験になりました」とコメントしています。
今回の受賞により、榎本さんは2026年5月に開催予定の「Mados Infekcija」への出展に正式に招待されています。これは、国際的なファッションイベントでのさらなるチャンスを意味し、彼女のキャリアに新たな道を切り開くことが期待されています。
INJEKCIJAについて
INJEKCIJAは、ヨーロッパ中心の新進気鋭なデザイナーを発掘するコンペティションで、主催は国際ファッションイベント「Mados Infekcija」です。このイベントは、世界各国の若手デザイナーたちに、国際的なランウェイでの発表や業界とのネットワークを提供するプラットフォームとなっています。
審査員には、国立美術館に作品が所蔵されている現代美術家や、国際的な舞台で経験を積んだファッションデザイナーが名を連ね、アートとファッション双方に対する造詣が深い専門家たちです。これにより、コンペティションは常に高い専門性と公平性を保っています。
大阪文化服装学院の教育と未来
大阪文化服装学院は、77年の歴史を誇るファッション専門学校で、今後も海外のファッションスクールと連携し、国際的に活躍できる人材育成に力を入れています。榎本さんの受賞は、同校の教育理念が国際的な評価と高い親和性を持つことを示しており、今後も多くの才能がここから育成されることでしょう。
2026年からは「ヴォートレイル ファッション アカデミー」に校名変更する予定で、これまでの伝統を重んじながら新たな価値を生み出す教育機関として進化し続けます。そんな未来を担う若者たちの活躍が期待される中、榎本麻鈴さんのさらなる成長を見守りたいと思います。