国立大学法人岡山大学が3月3日に、初の訪問となる板垣克巳駐パラグアイ日本国特命全権大使を迎え、那須保友学長と意見交換を行いました。この機会は、那須学長が昨年12月にパラグアイの国立アスンシオン大学を訪れ、協定を結んだことに端を発しています。今回の表敬訪問では、板垣大使がパラグアイにおけるインフラ整備や人材育成の重要性を強調し、具体的な課題を示しました。那須学長は、自身の訪問時の感想を述べ、現地についての考えを共有しました。また、南米地域とのさらなる連携強化についても触れ、今後の協力を促進していく意向を確認しました。
大使と学長の間では活発な意見交換が交わされ、両者は協力関係の深化に向けた具体的なプランを練ることが期待されています。岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、教育や研究を通じた国際連携の重要性を認識しており、特に南米地域との交流を一層進めていく方針です。
現在、岡山大学はグローバル・エンゲージメント・オフィスを通じて、国際的な教育と研究の架け橋となることを目指しています。特に、パラグアイとの関係が強化されることで、現地の人材育成や研究交流の機会が増え、国際的なネットワークの拡大が図られる見込みです。それにより、両国の交流が深まり、さまざまな分野でのコラボレーションが可能になると期待されています。
岡山大学の取り組みは、日本国内外における大学のグローバルな立ち位置を促進し、持続可能な社会の実現に寄与することを目的としています。今後も、地域や国際社会に貢献する研究や教育活動を推進し、岡山大学ならではの特色を生かしていくことでしょう。
また、岡山大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しており、これらの活動は地域社会へも広がりを見せています。特に地域社会との共創を通じて、新たな価値創造や課題解決に取り組む姿勢が評価されています。今後も岡山大学の活動に注目し、地域と国家、さらには世界との連携を強固にしていくことが期待されます。