株式会社住化分析センターの細胞外小胞(EV)品質評価手法の推奨
株式会社住化分析センター(代表取締役社長:冨ケ原 祥隆)は、このたび、日本細胞外小胞学会(JSEV、理事長:落谷 孝広)から、当社が実施している細胞外小胞(EV)の品質評価手法について、学術的に合理性があるとの評価を受けました。この推奨は、EVの重要性が増している中で非常に意義深いものです。
細胞外小胞(EV)とは?
細胞外小胞(EV)は、さまざまな細胞から分泌され、タンパク質や核酸などの生体分子を内包する小さな小胞です。これらは、細胞間のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。近年、EVは医薬品の開発においても注目されており、がんや中枢神経系の病気に関連するバイオマーカーとして研究が活発に行われています。さらに、EVの治療効果やドラッグ・デリバリー・システム(DDS)に関する研究も進展しており、医療、化粧品、食品など多様な分野での利用が加速しています。
住化分析センターの取り組み
当社では、2016年からEVに関する品質評価技術の開発を行ってきました。これまで、アカデミアや製薬企業などに対して、研究支援サービスを提供し続けています。最近では、ナノ粒子軌跡解析法(NTA法)を用いた粒子数や粒子径分布の計測、表面電荷(ゼータ電位)の評価、迅速微生物検査など、EVの品質評価に関するサービスを拡充しました。
2025年10月に予定されている第12回日本細胞外小胞学会学術集会では、「細胞外小胞(EV)の産業利用に向けた品質特性解析の検討」というテーマでポスター発表を行う予定です。この発表を通じて、当社の実施するEVの品質評価手法が学術的に認められることを目指しています。
提供する品質評価手法
住化分析センターでは、以下のようなEVの品質評価を提供しています:
- - 表面マーカー(CD9、CD63)の解析
- - 粒子数の測定および粒子径分布の測定
- - 表面電荷(ゼータ電位)の評価
- - 迅速微生物検査
- - 内包物の解析(タンパク質、miRNAなど)
- - 不純物の確認
これらの評価は、日本細胞外小胞学会が推奨する方法に基づいて行われ、さらにISO9001品質マネジメントシステムを適用したデータを提供します。
お客様にお応えするために
当社は、医薬品開発に関連する分析受託機関として長年の経験と技術を持ち、特にEVに関わるニーズに応えるべく、特性解析や試験法の開発を行っています。お客様の特定のニーズに対して柔軟に対応できる体制を整えています。
EVの品質評価の重要性が高まる中、一貫した品質管理と精密な評価が求められています。今後も住化分析センターは、新薬候補品や化粧品、食品分野の培地評価、さらには医療分野における治療製品の評価まで、幅広いニーズに応えてまいります。
【お問い合わせ先】
株式会社住化分析センター 医薬事業部
TEL:06-6202-1801
Email:
[email protected]